全治1ヶ月の足首骨折からのリハビリで元の生活に戻るまで
小泉智明です。
2022年の秋に、腓骨(外くるぶしの上)を骨折しました。
外くるぶしの上あたりです。
フットサルをやってて、ステップを踏むときに着地がうまくいかなくて、骨に体重がかかっでしまったのです。
ブチッと音がしたので捻挫かもと思い、その日はそのまま終了。
これまでも何度か軽度の捻挫はあったけど、2~3日で回復したので、そのまま放置してました。
このときは痛みが全くひかなかったので、病院で検査を受けることに。
検査の結果、骨折。
来週にMRI検査をするから、予約を入れていくよう言われて診察は終了。
そのまま理学療法士のいるリハビリルームに流され、足首を固定されて松葉杖を渡されました。
松葉づえに関する説明を一通り受け、この日は帰宅。
ここから1ヶ月間の療養生活に入ります。
骨折とMRI、そしてセカンドオピニオン
実はこのとき、引っかかってることが1つ。
骨折にMRI検査は必要なのか?
ドクターだけでなく、病院全体の対応が悪く、ちょっとした不信感があったのです。
「はい、骨折」
「全治1ヶ月ね」
「来週、MRI撮るから帰りに予約していって」
診察でドクターで言われた言葉です。
1ヶ月の療養に入るため、仕事を休まなければならず、すべてのクライアント様に電話でその旨を伝えました。
そのとき何名かの方と、世間話になり、ことの顛末を話しました。
そのとき言われたのが、
「骨折でMRIって必要なの?」
「〇〇整形は評判が良くないよ・・」
*同じ思いをする人が今後出ないように、〇〇整形は実名を出してもいいのですが、この記事と趣旨がズレるので割愛します。
そうMRIのことが少し引っかかっていたのです。
本当に必要なのか?
セカンドオピニオンとして、太田のイムスを受診しました。
セカンドオピニオンを受診
受付で話をすると、こういう場合どうも紹介状がいるらしく、持っていなかったのでいろいろと手間取ってしまいました。
対応してくれた受付の方がドクターに確認を取ってもらい、診察を受けられました。
もし診察を受けられなかったらどうしようかとドキドキしましたが一安心。
待つこと1時間、名前を呼ばれ診察室に。
フットサルで骨折したこと
前の病院に対応が悪かったので、今後はこちらの病院に通いたい
前の病院で話したことと、同じことを話しました。
担当のドクターは、〇〇整形のドクターと違い明るくて感じのいい方でした。
「この人なら、ちゃんと治療してくれそうだ。」
ナースの方も最初はいぶかしげにみていましたが、対応はすごく感じが良かったです。
ただやっぱり紹介状があった方が、スムーズにいった可能性は高いですね。
ご迷惑をおかけしました。
前の病院で疑問だった、
「骨折にMRIは必要なのか?」
ドクターに聞いてみました。
結論を言うと、骨折でもMRIを撮ることはあるそうです。
ただ私の場合は、必要はないとのことでした。
次にレントゲン撮影へ。
これも前の病院と同じ流れでしたが、対応はものすごくよかったです。
案内していただいた方も、レントゲン撮影を担当された方も。
診断結果は前の病院と同じで、腓骨の骨折でした。
もしこれが内踝(うちくるぶし)側だったら、手術だったそうです。
骨がズレてるわけでもないし、先端部分が折れてるだけなので、比較的軽い方の骨折でした。
足首を固定する理由として、動いてほしくない角度があるらしく、その方向に動かないためにすると言う説明でした。
ただ体重がかかるようなことは控えるよう言われました。
ドクターの説明はすごく丁寧で、雰囲気もよく、不安が安心に変わりました。
その後は、松葉杖の調整にリハビリ室へ。
リハビリ室へも、受付の方に案内をしてもらいました。
リハビリ室の方も説明は丁寧で、前の病院での不満を話すと、その部分についても丁寧に説明してくれました。
すべてが終わり、お会計へ。
料金は3200円で、前の病院の4500円と比べて安価でした。
保険適用外の対応があるので、事前に1000円プラスになると言われましたが、それでも前の病院より安価でした。
ただ松葉杖の保証料は1万円で、前の病院の5000円と比べると割高でした。
支払いを済ませ、セカンドオピニオンとしての受診は終了。
比較すると、松葉杖の保証料が高いこと以外は、今日行った病院の方が圧倒的に良かったです。
受診してよかった。
帰りに前の病院に松葉杖の返却と、予約させられたMRIのキャンセルに行きました。
相変わらず、めちゃくちゃ対応が悪かったです。
松葉づえの代金も、日割りで請求されましたし。
イムスは返却時に、保証金は全額返ってきました。
同じ整形外科でも、対応が違うのだなと勉強になりました。
セカンドオピニオン、受けてよかったです。
骨折は専門外なので、疑問に思ったり周囲に相談しなければ、嫌な思いをしながら通院していたでしょう。
それともう1つ。
〇〇整形ではロキソニンを処方されました。
骨折による炎症を抑える目的だそうです。
イムスでは処方されませんでした。
〇〇整形の薬剤師によると、
「骨折の炎症以外にも、周辺の筋肉などに炎症が起きることがある。もし痛みがなくても、必ず服用すること。」
「私はあなたがどんな症状か聞いていないが、●●先生(担当医師)は、骨折以外の炎症を抑える目的で薬を処方することがある」
骨折は専門外なので、とりあえず言うことは聞くことに。
結論、めまいと吐き気と眠気が止まらない。
よほど強すぎたのか、薬は1日で飲むのを辞めましたが、以後2日間体調が悪かったです。
こうやって無知であると、薬づけにされ、やらなくていい検査をして、病院通いをするハメになるのだなと改めて実感。
噂によると、〇〇整形からイムスに移る患者は結構いるのだとか。
イムスのドクターも看護師も、含みのある言い方をしてましたから。
〇〇整形の担当ドクターの反応をみるに、あながち噂ではないのかもしれない。
クスリに関してもう1度話すと、あくまでも症状を抑えるためのもので、治すためのものではないこと。
治癒には自身の回復力によります。
コンディショニングを専門とする自分の仕事は、身体のエネルギー循環を正常化して治癒力を高めること。
もちろん、薬の服用を全否定するわけではありません。
今回の骨折は外傷なので予防のしようがないですが、不調を病院で治してもらうから、不調にならないよう予防するへ。
この仕事をしてるとわかりきったことではありますが、実際に患者として体験してみると、多くの学びがありますね。
とりあえず、処方された薬は処分しました。
薬漬けにされないためにも、自分の不調についての知識を持ち、念のためセカンドオピニオンを利用する。
トレーナー目線で治療を受けるって、なかなかない経験だと思うので、誰かの役に立てばうれしいです。
2週間後に再度受診
レントゲンを撮影して、骨がちゃんとくっつきだしてることを確認。
「また2週間後に」
3時間以上待って5分診療。
大きな病院だと仕方ないのかもしれませんね。
4週間後に再度受診
無事に骨がくっついたので、足首の固定が外れ、松葉づえも返却。
保証金も返ってきました。
リハビリは強制ではなく、「運動は2週間後に痛みがなければ徐々に。」と言う医師の診断でした。
1ヶ月足首を固定され、片足をまったく荷重してなかったからか、最初はまっすぐに歩けませんでした。
骨折したのは左足なのですが、荷重しても浮遊感と言うか体性感覚が鈍っている感じ。
骨折は専門外ですが、リハビリは理学療法士よりも私の方が詳しいという自負があるので、これまでの知識技術を総動員して、リハビリを開始しました。
目標はフットサルに復帰すること。
足首骨折からのリハビリ
まずは足首周りの可動域の回復から。
固まって動かないだけでなく、動かすことに不安もありました。
足関節の背屈の可動域が全然動かない。
本当に自分の足なのかと思うくらい、感覚もなくなっていました。
このエクササイズは、つま先の上まで膝を持ってくるのが目的。
すねの角度が40~44度になります。
スクワットや立つ・座るのに適した角度で、リハビリ当初この角度に動かなかったのです。
痛みはすべてを変えてしまう。
足首を固定したこと、荷重しなかったこと、かばっていたこと。
脳は形を変えてしまい、骨折前とは別物になっていたのです。
知識として知ってたことでも、いざ直面するとなかなかこたえます。
1度崩れた脳は二度と戻らない。
しかし脳には可塑性があり、粘土のようにまた作り直せる。
実際に取り組んだリハビリメニューを動画にしました。
その後、フットサルに復帰。
足首骨折から1年経過
後遺症もなく、古傷が痛むこともなく、再発もしていません。
ホントに骨折してたのか?
と言われるくらいに回復。
足首の機能は見直すことが多々あり、元々に捻りグセも改善しました。
まったくけがはしていません。
骨折、セカンドオピニオン、松葉づえ生活、リハビリ、フットサル復帰と、周りに迷惑をかけ、自分自身も大変の想いをしました。
思い返してみれば、良い経験をさせてもらいました。
今後もケガ無く、仕事を休むことなく、プライベートも充実させていきます。
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