ネジを外すドライバー
物事を続けるなら48時間間を空けない方がいい、という話をつい先日耳にしまして。
習い事でも勉強でも。
そうなると48時間どころか1週間以上更新が止まってしまっているのは、本当に良くないな、と反省。
ちょうど私の退職活動も佳境を迎え、
ほぼほぼ最終出勤日が決まりました。
大きな会社にありがちな、「根回し」事が未だにちょいちょい求められることにウンザリしつつも、
仕事で最後に少しでも置き土産を残していけたら、なんてことを考えています。
12年前、内定者時代から付き合いのある同僚と久し振りに飯を食いました。
彼は会社の中でも花形ポジションで、凄くキラキラした仕事をしている、という印象だったのですが、、
話をしていくと実は僕と同じく退職活動者でした。
理由は色々。
個人の考えなので、応援こそすれど、批判は全くありません。
ただ先月辞表を出したのですが、
上司に突っ返されてしまったそうで。
「〇〇までやりきるのがお前の責任だ」と。
そうなのかな?
言葉尻だけなので、実際どういうニュアンスかは、分からないですが、
契約解除の申し出があるにも関わらず、
責任を押し付けるって、なんかズレてる気がします。
「○○までやってくれないか、頼む」ならまだ分からなくもないけど。
とはいえ長くお世話になった方からの発言なので無碍にもできない、というその子の気持ちは痛いほど分かります。
何となく、自身の退職活動を通じて見えてきたことがあります。
それは、「自分のキャリアを決めるのに、人の言うことを聞くな」ということ。
例えば転職した人が、その後外から元の会社を見たときに良かったと感じたところ、おかしいな、と感じたところなんかを聞くのは良いと思います。
ただ「どっちに進むべきだろうか」ということは、自分で考え抜いた方が絶対いい。
僕も、しこたま考えて悩んで何度も何度も反芻した結果、結論を出して、時間軸に少しだけ交渉の余地を持たせてから上長に報告、という程を取ったのが、比較的良かったと思っています。
それでも「後腐れなく辞めたい」というのが優先順位高いので、結構すったもんだありますが。
自分の中で、少しでも迷いがあるのを見せてしまうと、上司は上司で退職者を出さないことが仕事なので、色々な角度から止めに入ってきます。
ちょっとだけカッコつけた言い方をすれば、
「覚悟」を持って意思を伝えること。
「覚悟」さえあれば、「もっと自己成長できる環境に行きたいから」でも、「嫌だから」でも、理由はなんだっていいようにも思えます。
心配のネジを外すために必要なドライバーは
「覚悟」。
そして、ネジの滑りを良くするための油が、「なんとかなるよ」という、肩肘張らない心の持ちようなんではないか、と最近思う次第です。
因みに、「いざとなれば、どぶさらいでもアルバイトでもなんでもやって金を稼ぐ」と覚悟を持って会社を辞め、事業の中身も定まらないまま自分の会社を興してしまった無鉄砲な親父はその後どうなったのか?
この続きはまた今度。
#日記 #コラム #エッセイ #心配のネジを外した男
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