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小磯の映画レビュー:ラスト・プリンセス

読書じゃないけど、本日はアマゾンプライムで映画を1本見たのでそれも記載しておこう。

韓国ドラマはよく見る。その中でも歴史物を好み、李氏朝鮮時代の主なものは一通りみている。その流れでつい見てしまったが、全くの別モノ。歴史物でもなければ、どちらかというと史実をもとにはしているがドキュメンタリー風。

韓国ドラマのすごいところは、北朝鮮や王室を題材に使ってみたり(「ドクター異邦人」「キング~Two Hearts」など)と、現実的にやっちゃっていいんかぃ!というのが扱われる。そういうノリとは一線を画す、真面目な(といっちゃあれだが)映画でした。

しかし、暗い。とにかく、暗い。「愛の不時着」で脚光を浴びているソン・イェジン主演(最初、ハン・ガインかと思った・・。てかこの2人、同い年で38歳とな!!)なのだが、悲哀ただよう徳恵翁主役は合っていたのではないかな。

しかし、大韓帝国から日本へ半ば人質のように渡航させられ、日本が敗戦したときに朝鮮へ戻れるとなったときにその当時の政府に入国を拒否されるなんて、まさに歴史に翻弄された翁主なのだな、と。名誉が回復されてよかった。

朝鮮人でありながら、日本政府よりの李王職長官役をやった俳優ユン・ジェムン氏が好演でした。視聴者からするとイラっ!とするような役をやらせると素晴らしい味をだす俳優さんだと思います。

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