速読?必要ないです。
お元気様です。koishiといいます。
noteを始めて一週間以上経過しましたが、文章を書く難しさに日々打ちひしがれております。
さて今回は、ビジネス書や自己啓発書などを読むときに際し、
速読よりも大事なことがあるんですよ、ということを書いていきます。
速読とは
まず速読がどういうものかについてちょろっと。
速読とは、読んで字の如く、本を速く読むことです。
一般的な読書と違って、一字一句じっくり読むのではなく、目線の向け方や文字の拾い方をくふうし、それはもう素早く読んでいきます。
一分間で何万字といったように目標を定め、ある種のスポーツのような感じで速読を極めている人もいます。
速読術を体得することによって、一冊にかける時間を大幅に短縮することができます。
速読は意味ない?
速読をすることで、たしかに読書のスピードが上がり、それに比例して読書の量も増えます。
人によってはそれがマッチして、速読の効果を十分に享受できますが、多くの人にとってはぶっちゃけ意味のないもので終わってしまいます。
それはなぜかと言いますと、速く読めるだけだからです。
本、特にビジネス書を読むことの最たる目的は、本を読むことを通してノウハウを身につけ、それを実生活で実践していくことです。
ですから、読書において重要なのは、
いかに速く読めるか ではなく、
いかに本のエキスを抽出し、自分に取り込めるか なのです。
ここで速読術を利用してしまうと、せっかく密度の濃いエキスが詰まっている箇所を読んでいるときであっても、その内容を拾い切る前に次へ次へと流れていってしまいます。
誤解のないように言っておきますが、もちろん速読をして本のエキスを十分に抽出し、身に付けられる人もいますし、速読をもはや呼吸のように行うことのできる人もいます。
いわゆる、”速読常中”ができる人たちです。
そういった人達は、、、。
羨ましいです。
私が言いたいのは、
今から無理して速読常中を身につけるのは全く時間の無駄であるし、
速読を身につけてはいるけれども”速読”に夢中で、じっくり読むときに比べて本の内容の理解度が落ちるよ
という人はすぐに速読を止めたほうが良いということです。
速読をせずに読書のスピードを上げる
「それなら本を読むのに時間がかかって量読めないし、時間がかかるなら読書のための時間も取りづらくなるではないか!」
そう思いましたか?
大丈夫です。読書のスピードを上げる方法は速読以外にもあります。
それは、読書に緩急をつけるというものです。
速読が、ほとんどすべての字を漏らさずに速く読むものであるのに対し、緩急をつけて読む方法では、いらないところはサクサク進んでいき、重要だと思うところはじっくりと読んでいきます。
具体的に解説していきます。
まず基本として、緩急をつけるために最も大事なことは、読書をする目的を明確にすることです。
ですから本を読む際、著者のプロフィール、目次、まえがき、あとがきを軽く確認して本の概要を最初に掴み、その本を読む目的を確認します。
とは言っても、紙に書いたりする必要はありません。ぼんやりとイメージするだけでOKです。
「この本はこんな感じか。じゃあこの本で学ぶべきは〇〇だな。」
という感じです。
さらに、上の作業をすることで、読んだ後に「この本無駄だったなあ、、、。」
という現象を防ぐこともできます。
「この本はこんな感じか。じゃあ今はまだ読まなくてもいいかな。」
というように。
そうして目的が定まり、重要視すべきことがある程度明確になったら、読書を始めます。
まず文の初めの方を読んでいき、不必要と判断したら一気に目線を横に流していきます。斜め読みどころか横読みです。2〜3行くらいが目安です。
イメージとしては、辛くも心拍が戻ったときの心電図のギザギザといったところでしょうか。(分かりづらいかな、、、。)
そうしてまた文のはじめの方を読み、重要と思ったらじっくりと、そうでなければ2〜3行スライド。これを繰り返して読みます。
目次の段階で必要でないと判断した章はペラペラめくっていくだけです。
緩急をつけるだけで飛ばすことはしないので、重要なポイントは勝手に目に付きます。
そういった箇所はじっくり読みます。
そのためにも読書の目的を明確化するのです。
明確化すれば拾うべき箇所に関して脳が勝手に敏感になります。
読書中はメモる
学校の勉強では復習、反復が大切であったように、本を読むことにおいても反復が肝要です。
なので本を読んでいるときに特に重要であると思ったことについては、
紙やノート、もしくは本自体にメモを取りましょう。
このときは自分の言葉や表現に直してくださいね。丸写しは為になりません。
(スマホでも良いかもしれません。
大事なことを自分の言葉に変換して録音するなど、、、。)
片手にペンを持ちながらの読書です。
私は目次を見るときと本を読むとき、マインドマップを同時に作っています。
マインドマップは本の概要もおさえられるので、見直すときやもう一度読みたいと思ったときに、マップをみて重要箇所をより早く簡単に判断できるようになりますし、マップのブランチ(枝)からいいアイデアを連想することもできます。
メモを取ったらそれを頻繁に見返すようにしてください。
次第に内容が脳に染み付いていき、行動に繋がりやすくもなります。
まとめ
本を読むときは読む目的を明確化し、緩急をつけて読む。
読んでいる最中にメモを残し、頻繁に復習。
以上のことをすれば一冊を1〜2時間ほどで読むことができます。
一日一冊も可能になります。
圧倒的に、実践に活かしやすくなります。
なにも難しいことはないのでやってみてください。
私もこの読み方を始めて初回で、ビジネス本一冊を1時間半で読み終わることができました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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