プロフィール写真を撮るときは、ファミレスのメニューみたいにならないようにねってハナシ
プロフィール写真とファミレスのメニューって、どういうこと?って思われるかもしれないけど書いてみよう。
ファミレスだったりレストランだったりファストフードとかに行ったとき、メニューにある写真を見るでしょ?
で、そのメニューの写真を見て、頼んだお料理を見てがっかりしたことってありません?
「なんか、、、あれ?思ってたのと違う」みたいな。
私は割と結構あるんですけど、、、あります?
一番よくあるがっかりが、ボリューム感が全然違うってやつ。
そりゃぁ、メニュー用の写真を撮る時っていうのは、当然見栄えよく撮るわけだと思う。
たとえば野菜サラダの写真だったら、すごいフレッシュ感があるパリッとしたお野菜で、盛り付け方とかも工夫をしてなんとなくボリュームがあるように見えたりとか。
あと、カレーとかもそうかな。具がすごいゴロゴロ入ってるように見える写真とかあるじゃないですか?
でも、実際に頼んでみたらあれ?具少ない!!とか。
なんか全然ボリューム感違う!!しょぼ!!!みたいなこと。
なんなら、これちょっと詐欺でしょっていうぐらいにメニューに載ってる写真と実際に出てきたお料理の見栄えが違うっていうのって経験したことないですか?
ハンバーガーショップでも、メニューでドーン!って載ってる写真とか、すごくボリュームありそうなハンバーガーに見えるんだけど、いざ出てきたら意外と高さないんだ!とか。そういうのって経験したことないですか?
私はそんなふうに感じることがちょいちょいあって、ある程度は仕方ないよねと思う部分がありつつ、許容範囲っていうのはやっぱりあると思うわけ。
あまりにもひどいと腹が立つというか、私が頼みたかったのはこれじゃない!この写真を見て美味しそうって思ったから頼んだのに、、、って、ちょっと怒りすら覚えることもある。
さらに言うと、あまりにもあまりにもあまりにもひどいと、もうこの店には二度と来ないわ!って思うこともある。
メニューに写真があるっていうのはすごくありがたいこと。
イメージできないものって注文しにくいから、目で見て分かる情報として写真を載せておいてもらえるのは、すごくすごくありがたい。
だからこそ写真は大事。
写真を見て「こんな感じのものが来るんだ!食べれるんだ!」って期待して注文するわけだから、その写真とあまりにもボリューム感が違うとか、なんかすごいお皿からあふれんばかりに盛り付けがされてるように見えてたのにすっかつかやん!というサラダプレートが出てきた日には、まあ、ものすごくがっかりする。
そして、あまりにもそれがひどいと、このお店に来るのやめようってことにもなりかねない。
不審感を持ってしまうからね。
で、私はカメラマンとして起業家さんの写真も撮らせていただいてて、このメニュー写真と、起業家さんがSNS上に使う写真は一緒だと思った次第。
せっかく写真撮影だから、素敵な装いをして、ヘアメイクもお願いして写真を撮る気持ちはすごくわかるし、やらないよりはやったほうがいいとも思っている。
ただ、あまりにも盛りすぎてしまうのは、不信感を抱かせることになりかねないので注意してほしいところ。
私自身、自分が撮影してもらうときには、あまり凝ったヘアスタイルにはならないようにお願いしてる。
たとえば編み込みスタイルにしてもらうことは、撮影に関しては、ほぼ、しない。
なぜかというと、普段の私は編み込みヘアを絶対にしないから。
正確に言うと不器用すぎて「できない」のだけれど。
普段自分がしてないスタイルの写真をSNSでバンバン使っていると、当然、見ている方は「編み込みヘアをしている私が通常」だと思うのだ。
でも、リアルやオンラインで、目の前に現れた姿を見て「あれ?違うじゃん」となる。
まさに、メニューの写真と運ばれてきたお料理の見た目が違うってやつと同じ。
と、えらそうに書いている私も失敗したことがある。
自分が企画した新年会の告知に、ドレスアップした感じの写真をたくさん使っていたタイミングで開催した撮影会でのこと。
凝ったヘアスタイルをしてるわけでもないし、カジュアルな服装だった私は、その時にSNSで多用していた写真とはだいぶ違う雰囲気だった。
そしたら、撮影会にいらしたお客様に「(SNSと)雰囲気が違うんですね、、、」と言われ、あぁ、やってしまったなと思った。
華やかな雰囲気の私をイメージしてこられたのに、がっかりさせてしまったなと。
自分でお仕事をしてる人は、いろんな発信をしていて、サービスを受ける側は、その人が使っている写真や文章などから「この方はこういう人だ」というイメージを持ち、好きな感じの人だからサービスを購入しようという流れがある。
そこで、SNSで感じていた印象と、実際に会ったときの印象が違うとなると、ちょっとオーバーに言うと不審感を持たれてしまうことになるのだ。
もちろん、自分を素敵に見せようとすることは悪いことではなくて、それはとても大切なことではあるけれど、すごく違うんですねって思わせてしまうのは、もう本当に逆効果でしかない。
ちなみに私は、リアルでお客様にお会いした時に「SNSで見てたまんまですね」って言っていただけることがすごく多いんだけど、それにはふたつ理由があると思っている。
ひとつは発信でカッコつけた言葉を使わないとか、思っていることをそのまま書いていることや、(この文章は少し違うけど)話し言葉で文章を書いていること。
ふたつめは外見。
さっきも書いたけれど、撮影してもらうときのヘアメイクを、通常モードの私から大きく離れないようにしているから、実際に会ったときに違和感が少なく、誰かわからなかったという事態が起こらない。
そして、外見には洋服も含まれる。
自分が被写体となるときは、もちろん、きちんと考えて新しい洋服を買うなどの準備をしているけれど、撮影の時に着た服を普段もガンガン着ている。
撮影の時の特別なお洋服。いざという時にしか着ません!ということせず、撮影で着た洋服をお仕事をする時にガンガン着ていく。
そこも、見てくださっている方からすると、一致感がすごくあるんだと思う。
普段の私はこういう感じだと発信で伝わるようにして、その普段を素敵と思ってくださる方が、お客様として来てくださるから、初めましての方との撮影でも、距離を縮めるのに時間がかからない。
これはもう、私にとってもお客様にとってもメリットしかないわけだ。
プロフィール写真を撮りたいというお客様のなかには、お洋服を一生懸命選んで来てくださる方もいらっしゃる。
それはそれですごく素晴らしいこと、素敵なことなんだけれども、あまりにも気負いすぎちゃってないかな?と思うことがある。
メイクもバッチリして、ヘアスタイルもすごく凝った可愛い編み込みスタイルをしてもらって、お洋服もすごく素敵なワンピースとかを着て。
でも、そういう私を好きになってもらいたい、そういう私を素敵と思ってファンになっていただいて、お客様に来ていただきたいという風に思うのであれば、撮影のときだけそれじゃ駄目なのだ。
自分の日常を、『こんな自分でいたい』に向けて、どんどんアップデートしていく必要がある。
写真撮影の時だけ頑張るんじゃなくて、なりたい自分になるためのアクション、普段着る洋服を変えていく、メイクを習うなどをして「なりたい自分」に近づいていくことをしよう。
すごく厳しい言い方をすると、撮影のときだけ着飾って繕っていいように見せるのは、ファミレスのメニュー写真みたいなことになりかねないのだ。
せっかく頑張って撮影したのに、それが逆にお客様をがっかりさせてしまうことになったり、自分の頑張りが思いもよらない方向に結果を生んでしまうなんて切ない。
だから、ファミレスのメニューみたいにならないように、写真を撮る時には盛りすぎず。
あとは普段の自分をどんどん理想の自分に寄せていくアップデートしていく。
普段の私がこれなんですよと、見せていけるようにやっていただけたらいいんじゃないかなという風に思った次第。
これから写真撮影をしようと思っているあなたへ。
ちゃんと準備するのはすごく大事です。
お洋服は手持ちのものから選ぶのではなくて、イメージに合う新しいお洋服を買うことをお勧めします。
普段のメイクだと血色が悪く見えたり眉が薄すぎることがありますし、髪の毛はお顔の額縁、丁寧に整えておくほうがいいので、ヘアメイクもお願いした方がいいです。
ただ、やりすぎないようにね、と。
撮る側の意見として、そんなことを思ってるというハナシ。
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