雨は嫌い（2022/03/18）

今日はとても寒かった。雨も降っていた。雨が降っていると外に出る気持ちが全くなくなる。昔から雨が嫌いで、子供の頃、雨の日は平気で学校をずる休みしていた。あと、「雨の日って私は結構好きなんだよね」と言っているクラスメイトのことも軽蔑していた。こいつは平気で嘘をつく信用ならない奴なのだと、ずる休みの理由が「足が痛くて歩けないから」と平然と嘘をつき一日中布団の上で過ごしていた私は思っていた。

でも、漫画や映画の中の雨のシーンというのはとても印象的で好きだ。浦沢直樹の『MONSTER』でテンマの前に現れる成長したヨハンが雨の中立っているシーンはとても好きだ。新海誠の『言の葉の庭』や『雨に唄えば』などは何回見ても心が震える。

だから、雨の全てが嫌いなわけではない。雨がもたらす演出は好きなのである。

が、現実世界の雨は好きではない。雨はフィクションの中だけにしてほしい。

ドン・ロックウッドのように傘もささずに唄いながら歩く日は、私の人生ではまだ訪れそうにない。

この現実はフィクションです日記