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空白の2時間(2022/04/13)

カフェにいると、いつの間にか2時間くらい経っている。その2時間、自分が何をしていたのか、何を考えていたのか全く思い出せない。ただ座ってぼうっとしているだけなのだ。腰の痛みと、コーヒーが数センチ減っているのを見て、時間の経過に気がつく。

隣に座っているキャリアウーマンはその2時間パソコンをカタカタさせて資料作成を進めている。放課後の女性高生は担任の悪口で盛り上がっている。恋人同士は手を重ねてその時間を有意義に過ごしている。

私は何もしていない。ただそこにいるだけなのだ。なんだこの時間は。

でもこの時間がないとやってられないという感じもする。無意味で何の生産性もないこの2時間がないと、うまく自分を調整することが出来ずに何かが崩壊してしまうのではないかという感覚もある。

とはいえ、2時間はもったいない。せめて1時間くらいに短縮したい。もっと低燃費に自分を運用できるように、もっと細かく検討していく必要がある。

この現実はフィクションです日記

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