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国境線を取っ払うと見えてくる、この世界の別の顔

私達は普段、

特に歴史を語る際は

「国」を基準に物事を見るのに

慣れ過ぎている。

曰はく、

大東亜戦争で「日本」は「アメリカ」と戦った。

直近では「ロシア」が「ウクライナ」に侵攻した。

しかし、

よく考えてみれば分かるように、

歴史を動かすのは

「国」ではなく「人」であり、

国家とは言わば「想像の共同体」。

次の話を聞いて、

あなたはどう思うだろう?

第二次世界大戦の際、

イギリス空軍とドイツ空軍がロンドン上空で激突する、

「Battle of Britain」と呼ばれる一大航空決戦が行われた。

しかし、当初ドイツは

飛行機を飛ばす「石油」が足りず

窮地に陥っていたところ、

そこへ「救いの女神」が現れる。

ドイツ(ナチス)を救った

「救世主」の正体とは?

驚くなかれ、

それはなんと「イギリス王室」!

自国民が命を懸けてドイツと戦っているところ、

それを横目に王室がしゃあしゃあと

ドイツに石油を売りさばく。

ウソのようなホントの話。

日本の皇室も例外ではなく、

1941年10月に三笠宮が成婚を発表された際、

英王室から皇室へ「親電」が届き、

それに対し昭和天皇が直々に

「返電」をされている。

1941年10月と言えば、

まさに一触即発、

日本は「ABCD包囲網」により

戦略物資の輸入を遮断され、

日英の外交関係は極めて

険悪な状態にあったはず。

しかし、王室間の関係は、

平時と全く変わらない。

また、終戦の前日(1945年8月14日)にも、

英王室から皇室へ「親電」のあったことが、

史実として確認されている。

「機密」に当たるため

その内容は定かでないが、

終戦の前日に英王室からの「親電」となれば、

その中身は十中八九

國體の護持(天皇家の存続保障)と判断して

間違いない。

「国家」と「王室」は別物だ。

これは善悪の問題ではなく、

そもそも「国民国家」という概念自体が

人類史という長いスパンで捉えると、

まだほんの200年ほど前に始まったばかりの

真新しい見方に過ぎず、

島国にいると分かりづらいが、

地球社会は

「国民国家の集合体」と捉えるよりも、

「王室連合」と捉えた方が、

より実態を正確に反映しているだろう。

「国」ではなく「家=家系」。

一度「国家」や「国境」という概念を取っ払い、

各王室の「関係性」に着目すると、

この世界の現実が

全く違ったものに見えるだろう。

ところで、

普段忘れがちだが、

日本は天皇陛下を戴く「君主国」であり、

皇室は「軍事力」を持たないため、

国の統治は幕府をはじめとする

「軍事政権」に委任している。

鎌倉時代→鎌倉幕府
室町時代→室町幕府
江戸時代→江戸幕府

明治以降はどうだろう?

明治政府も幕府同様、

その実態は「革命政府」と言えるから、

これを「薩長幕府」と名付けて

差し支えないだろう。

しかし、

その「薩長幕府」も

1945年の敗戦と同時に終焉を迎え、

再び「幕府」が入れ替わる。

今現在、

皇室はどんな「幕府」へ

統治を委任しているだろう?

答えは「横田幕府=在日米軍」とでも言えようか。

「薩長幕府」から「横田幕府=在日米軍」へ。

敗戦を境に「幕府の交代」が起きている。

私達一般市民は、

これを「占領」と捉えるが、

皇室筋はどうだろう?

「国境線」を前提に、

日本国を日本列島と捉えるならば、

外来の「横田幕府」に主権を奪われたままの現状は、

確かに「占領」と言えるだろう。

しかし、

「国境」という概念を一度はずし、

この世界を王室同士の姻戚関係が織りなす

「王室連合」と捉えてみると、

全く違った見方が出来るはず。

一説には、

現イギリス王室やオランダ王室の祖とされる「オラニエ・ナッサウ家」や、

神性ローマ皇帝を代々輩出した「ハプスブルク家」は、

日本の皇室が興したらしい。

この世界は、

裏で全てつながっている。

「薩長幕府」から「横田幕府」への交代も、

皇室筋から見れば単に委任先を変えただけで、

「占領」とは全く見ていないのではあるまいか。

率直に言って、

アメリカを世話しているのは、

日本である。

1971年のニクソン・ショックの際、

事実上アメリカは「破綻」しており、

その窮状を救ったのが、

「天皇家の黄金」だ。

おそらく天皇陛下は、

「二つの顔」を持たれている。

「日本国の象徴」としてのお顔と、

「王室連合の盟主」としてのお顔。

良い意味でも悪い意味でも、

日本は「恐ろしい国」である。

「立場」が違えば当然、

「見方」が変わって当たり前。

その事実をもう一度、

見直す必要があるだろう。

私達一般市民と

皇室筋とでは、

そもそも視座が全く違う。

何度も言うが

「良い悪い」の問題ではなく、

それぞれがそれぞれの立場で

ベストを尽くす。

そうした中立的姿勢や態度が

大変動を迎える昨今においては、

ことさら大切になるだろう。

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