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Vol.51 秋の雑草

11月15日(日)☀️ 22℃ー12℃
こんにちは。ころの庭のこいけです。

冬はどこへ!?というような温かい気候が続いています。
日差しが11月半ばのものではない!
そんな熊本ですが
勢いのあった夏の雑草たちは、姿を消しつつあります。

今、畑では秋の雑草が畑を彩っています。

今日は、畑の草取りをしつつ
秋の雑草たちを観察してみました。

家庭菜園レベルだと、自分の畑の土がどんな状態かを科学的に調べてもらう機会はそうそうないと思います。
そんなときは、畑に生えている雑草でその畑の地力を知りましょう。

✔︎雑草に多様性があるか
生態系が豊かであることが、良い土である条件です。
多様な植物や虫が住む場所というのは生態系が豊かですので、1種類だけの雑草で埋めつくされていないかを確認することも畑の地力を知る一つです。

✔︎どんな雑草が生えているか
セイタカアワダチソウやヨモギなど地下茎で増えていく雑草が多い畑は地力が弱く(土が固い)
ホトケノザやハコベなど小さく可愛らしい花が咲く雑草は地力が高いと判断できます。

✔︎1年草の雑草であるか
雑草にも1年草と多年草とあり、野菜を育てる畑、特に畝の中には1年草の雑草がはているほうが、好ましい状態だといえます。

ころの庭の畑には、益虫のために多年草であるカモミールローマンやレモンバームを育てていますが、野菜を育てる場所とは少し離れた場所で育てています。

秋の雑草①いぬたで

学名: Persicaria longiseta
タデ科イヌタデ属の1年草

いぬたでは、ビタミン、ミネラルも豊富な食べられる薬草です。
開花時に刈り取り、3日くらい天日干しにしてお茶として頂いたり
湯がいてサッと塩で味付けしたものをエディブルフラワーのように料理の飾り付けにして使うこともできます。

飾ってても可愛い❤︎

秋の雑草②ホトケノザ

学名: Lamium amplexicaule
シソ科オドリコソウ属の1年草

ホトケノザは、畝から離れた脇道にたくさん生えていました。
ホトケノザの蜜を吸っていた小さいころが懐かしい、、、、☺️

あのころの私は、ツツジの蜜とホトケノザの蜜を吸って生きていました。

ホトケノザは野菜との相性が良いので
畑で見かけたら、抜いたりせずそのまま一緒にしておくと

他の雑草が生えにくくなる
○草マルチの代わりに益虫の越冬するための住処になる
○草マルチの代わりに土壌を乾燥や凍結から守ってくれる


などのメリットがあるため、のこしておくことが野菜にとってもよいです。

秋の雑草③ヨモギ

学名Artemisia princeps Pampan
キク科の多年草

日本人にとって馴染みの深いヨモギ。実は畑の野菜とは相性が良くないハーブなんです。
○多年草であること
○地下茎であること
○野菜よりも繁殖力が強いこと

などから畝にある場合は、根ごと抜いてしまう必要があります。

他の雑草は根ごと抜いてしまうとますます固い土になり地下茎の雑草が増えるので根は残して成長点から刈り取ります。

とはいえ、ヨモギは栄養価が非常に高い日本の薬草であり野菜でもあります。
食べたり、コスメを作ったりとあったら便利な植物です。

なので、もしヨモギも育てたい場合は、野菜畑と少しな離れた場所に育てるのがオススメです。

食用として使用する場合は3月〜5月のアクの少ない柔らかに葉を用いましょう。
ころの庭でも来春、ヨモギを使って色んなものを作りたいと思いますのでお楽しみに!

秋の雑草④セイヨウカラシナ

学名:Brassica juncea
アブラナ科アブラナ属 2年草

元々食用として導入されたものが野化したもの。
ピリッとした風味が人気でお浸しにして食べるのが一般的です。

秋に目がでて越冬して春に花が咲くので冬型1年草、または越年草とも呼ばれます。

秋の雑草⑤アサツキ

学名: Allium schoenoprasum var. foliosum
ヒガンバナ科ネギ属 球根性多年草

これ、とにかく畑の畝に大量に生えているんです。
調べてみると、根っこが写真のようにラッキョウみたいになっているのがポイントです。

これ、うちの畑では大量にはえているんです。
食べられるのはもちろん
チャイブのように、コンパニオンプランツとして良いそうですが、やはり球根型多年草が畝の中にあるのはあまりよろしくないということで

少し移植して場所を変えて育っていただくようにします。
花がかわいいので、花咲くのが楽しみです。

秋の雑草⑥名前がわからなかった雑草

わかる方がいらっしゃたら教えてください。
一応、悟空さんに確認中w

\返事が来ました( ✌︎'ω')✌︎悟空さんありがとう/


こぼれタネで増えたマリーゴールド

学名:Tagetes erecta
キク科タゲテス属1年草

今年の春にタネまいたアフリカンマリーゴールドのこぼれ種だと思われます。
9月に種がおちて、もう苗ができているって早すぎないか?

去年の春のマリーゴールドの可能性もあります。

自然菜園には欠かせない、コンパニオンプランツ。
ナス科の植物と一緒に育てることでセンチュウ予防につながりますし
虫除けにもなります。

こぼれタネで増えたナスタチウム

学名:Tropaeolum majus
ノウゼンハレン科ノウゼンハレン属 1年草

キンレンカとも呼ばれています。

こちらは去年の冬に植えたナスタチウムのこぼれ種。
益虫を呼ぶハーブとして去年、玉ねぎと一緒に植えていました。
命を紡いで行ってくれているようで嬉しい。

花はエディブルフラワーとして使えます。

こぼれタネで増えたレッドクローバー

学名Trifolium Pratense
マメ科シャジクソウ属 多年草

こちらは、去年の春に茄子の苗のところにまいたレッドクローバー。
古くから薬用のために利用されてきたハーブです。

女性ホルモンと似た働きを持つ成分が含まれており、更年期障害の症状の緩和や肌トラブルの改善など、女性の美容と健康に役立つ効果があることで知られています。

マメ科なので、窒素を固定してくれ良い土作りに一役かってくれます。
多年草ではありますが、暑さに弱く夏には枯れてしまうので
毎年種をまくか、こぼれ種で毎年新しい芽がでるようにします。

畝の中には増やさず両端にはえるようにします。

最後に

今回、ホトケノザはみつけたものの
畝からかなり離れた場所でした。
(移植してみようかな?)

また地力が高いところに生えるハコベは見当たりません。

畝に生える雑草は、ヨモギだけが生えている場所もあるし
ワケギだけが大量に生えている場所もあるし
畝によっては多様性には程遠い状態です。


しかし、畝から離れて、脇道の雑草はかなり多様性に富んでいて

いろんな形の葉っぱが見受けられています。

みなさんの大切な畑はどんな雑草が生えていますか?

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