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立場を取る〜傍観者から主体者に〜

こんにちは。こいけです。

・上司なのに動いてくれない。
・上司なのに戦略を示してくれない。
・上司としての存在意義を感じない。


上司の存在とは一体…


課長時代にそんなモヤを打開するキッカケになった思考法。当時立場を取ったわたしは今、部長の職に就いている。当時の器の小さな自分を振り返り、「立場を取る」ことを整理してみる。

・立場を取る。
・ポジションを取る。


当時課長だったわたしは異業界から部長職で転職してきた上司とうまくコミュニケーションが取れていなかった。


特に話を聞いてくれる訳でもないし、
何かを指摘してくれる訳でもない。
部の方針を示してくれる訳でもないし、
メンバーの営業に同行してくれる訳でもない。
フィードバックの場でも良いと思うよの一言で、
出社してもただただPCを眺めてる…。


はてさて。

彼は一体何をしているんだろう。
部長とは?
上司の存在意義とは…?

「部長の仕事してほしいな」


そんなフラストレーションを抱えながら悶々と過ごす日々。

そんな中

ん?あれ?


ふと気付いた。


フラストレーションを抱えるだけでは何も解決しない。待っているだけでは何も前進しない。


そんな至極当たり前のことに器の小さかった当時のわたしは気付けなかった。
上司が動かないことを言い訳にして、マネジメントである自分も組織の傍観者になっていたのだ。
組織を動かすのは上司だけじゃない。


そこから試行錯誤しながら部の戦略方針を考えてみる。部長会議での業績報告も上司が出席できないことが多かったので、紅一点、課長のわたしが出席し報告。役員勢を中心に集まるグループ会社との情報交換会にも出席。


とにかく自分ができることを我がゴトとして進めていった。もちろん分からないことが多すぎるので、他部の部長や先輩たちにフィードバックをもらいながら少しずつ少しずつ。


実際に主体者として動いてみると
分からないことが分かり、
外に情報を求め、
誰かにフィードバックをもらいに行き、
それを組織運営でアウトプットし、
トライ&エラーを繰り返す。


自分の中でそんなループが日々回っていて、中に閉じこもりモヤを抱えていただけの自分は、外にベクトルを向けて走っていた。


そして今、部長職に就いている。
今思えば、その一連の試行錯誤が
昇格を打診されるキッカケになったんだと思う。


振り返ってみれば、そういう機会やチャンスは待っているだけでは思うタイミングでやってこない。
仕事でもプライベートでも、相手に何で気づいてくれないの?と思いたくなる場面ってあったりもする。

でも結局は周囲ではなく「自分」が何かを「やる」と決断したとき、そこに「機会」が付いてきて、それを「経験」することで結果的に「結果」が付いてくるということなんだと思う。


自分がどうしたいのか、腹をくくる。
立場をとった経験値は、判断力の度量や器の大きさにも繋がってくると思うからこそ、これからも年齢・経験関係なく場数を踏み続けたい。


当時の上司はその後すぐに転職してしまったから本当に部長でありながら部の傍観者だったのかもしれない。
それでも今となっては、同じく傍観者になっていた未熟な自分に気付けたという点で、当時の上司に感謝もしている。


ありがとう。
あのとき一皮むけました。

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