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読書記録。

久しぶりに図書館に行きました。
いつもは Kindle 本を読むんですが予約していた本があったので。
今月の新刊図書のコーナーを見たら目に飛び込んできたこちらの本↓

タイトルからしてセンセーション。

この人誰?
知らないけどタイトルと表紙の顔の迫力に負け(笑)
カウンターに持って行きました。
カウンターの人に見せるのがちょっと恥ずかしかったけど(笑)

家に帰ってどんな人なのかあとがきを読むと
肩書AV監督、と。
Netflix のドラマ全裸監督の人みたいですね。

興味本位で読書開始。
のっけからやられました。
昨日の夕方借りてきたのに一気読みしました。
ハードすぎるぐらいハードな人生、
生い立ちから現在に至るまで村西さんの人生がこれでもかっていうぐらい詰まった一冊。

ふふっと笑ったり泣けたり(号泣レベル笑)驚いたり
この一冊で自分の感情がこんなにも揺れ動くなんて。

正直普通の人がこんな人生送ったらとっくに死んでるかも。
肉体的にも精神的にもボロボロになってもうこの世にいないかも。
でも村西さんは違う。
どんなに辛酸を舐めても明るく朗らかに生きる。
バカがつくぐらい正直で真面目で優しい人なんだな。

とは思うけど村西さんの家族になったら大変そうだから嫌だ(笑)

人生の酸いも甘いも知り尽くして、
惨めな思いや辛い思いを何度もして、
バブル期には派手に騒いだりもうほんとめちゃくちゃでハチャメチャな人生。

これでもかっていうぐらい人生楽しんだ人。

ここまで人生を謳歌できる人なかなかいない。

その度胸と勇気と覚悟があるのかないのかだけなのかな。

私は平穏無事に生きたいけど(^_^;)

本当にお馬鹿さんなんだけど(失礼)優しさが詰まった人なんだな。
逆を言うといろんな思いを味わってきたから人の優しさや機微が分かるんだと思いました。
破天荒で荒っぽくて人に散々迷惑かけて。私が言うのもなんだけど決して褒められる生き方じゃない。
けど、「ザ・人間村西とおる」みたいなイメージ。
やっぱり私が図書館でビビっときた本。
勘は外れてなかった。

最終章は病で倒れてからの生きるということに対する真摯な向き合い。
時に弱気になりやはり最後は人と言葉の出会いがある。
執着から救いへの移行。

読み終わった後は爽やかな読了感。
なぜか70を過ぎた彼を応援したくなるような爽やかさ。

きっと彼のことを嫌いな人は嫌いだし好きな人は好きだと思う。
でもそんな他人からの批評を一切はねのけて自分はこう行くという強い意志がある。

見習いたいような見習いたくないような。
普段は読まないであろうジャンルの本を今回読んで、
まるでドラマか映画を見てるような人の人生を垣間見ることができました。
最近は高齢者の方の本を読む機会はありますがどの人も共通しているのは年齢を言い訳にしてないということ。
むしろ若い人たちより全然エネルギッシュかも。

どんな道を歩むとしても自分が信じて自分が好きで、よし!と思える生き方を皆さんしているなと感じました。




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