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第2椀 冷凍エノキタケのお味噌汁

初出:2014年11月2日

<お味噌汁> ひと椀がつむぐ大切なもの それは日本のたから

「お味噌汁復活委員会」は、味噌汁の大切さをあらためて発信していこうと、2014年夏にFacebookページにてスタートしました。世話人、お味噌汁復活ライター、一般読者が思い思いの味噌汁を投稿しています。

味噌汁の出汁・味噌・具材を、それぞれに深く楽しく考え広め、毎日の食卓に味噌汁を復活させるべく、活動の場を広げています。

私コイタは第1期からお味噌汁復活ライターをさせていただいております。ここでは私の書いた記事をまとめて紹介しています。

テーマ:出汁
「冷凍エノキタケのお味噌汁」

初回に引き続きまして、今回も「ダシガラ」もろとも「全部いただくお味噌汁」です。「全部いただく」ということは、前もって「出汁をひく」という作業がないわけでして、「出汁って何だか面倒だしなぁ…」と感じていた方にも「なんだ!具として入れればいいんだ!」と膝をポンっと打っていただけましたら幸いです。

今回は、とにかくどこのスーパーでも季節に関係なく手に入る食材で、安くて簡単、そしておいしいという「冷凍エノキタケとモヤシと油揚げとニラのお味噌汁」を紹介させていただきます。キノコを冷凍しますと、干したものと同様に細胞が壊れて「うまみ」が作られやすくなるそうでして、特にエノキタケは冷凍に最適な食材です。

エノキタケは買ってきた袋のままに入れて冷凍庫に入れておきます。冷凍していても簡単にザクザク切れます。これをそのまま鍋に入れて煮るだけで、とにかくおいしいだし&具になるんですね。ワタクシの個人的な感想で言いますとまるでアサリのような味わいです。ちなみに、根元をあまりほぐさないでおきますと貝柱のような食感も楽しめます。

モヤシも実はとってもいい出汁がとれます。精進料理などでは大豆やモヤシの茹で汁を出汁として利用しているほどです。油揚げもまた精進料理でよく使われますが、コクとうまみを出してくれる食材ですね。ニラは香りと青い見栄え担当です。そしてこのお味噌汁は、鍋仕立てにしてもおいしいんですね。さらに具として豚肉や鶏肉などを加えましたなら、これまたよい出汁になってシメのうどんや雑炊なども一層楽しめます。

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「冷凍エノキタケのお味噌汁」
出汁:冷凍エノキタケ、モヤシ
具材:冷凍エノキタケ、モヤシ、油揚げ、ニラ
味噌:手前味噌(米麦混合麹)


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