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第51椀 ベビーホタテのお味噌汁

初出:2018年6月8日

<お味噌汁> ひと椀がつむぐ大切なもの それは日本のたから

「お味噌汁復活委員会」は、味噌汁の大切さをあらためて発信していこうと、2014年夏にFacebookページにてスタートしました。世話人、お味噌汁復活ライター、一般読者が思い思いの味噌汁を投稿しています。

味噌汁の出汁・味噌・具材を、それぞれに深く楽しく考え広め、毎日の食卓に味噌汁をいただく習慣を復活させるべく、活動の場を広げています。

私コイタは第1期からお味噌汁復活ライターをさせていただいております。ここでは私の書いた記事をまとめて紹介しています。


テーマ:季節をいただくお味噌汁【初夏】

「ベビーホタテのお味噌汁」

わが町のスーパーにもベビーホタテが並んでくる季節です。ベビーホタテは帆立貝の養殖で稚貝を間引く作業が5~6月頃なので、この時期によく出回ると聞きました。剥き身でボイルしてあるので、サラダや和え物などにもすぐに使えますが、我が家ではお味噌汁の具としても活躍します。

また、6月はタマネギの収穫時期でもあります。畑から抜いたばかりの新タマネギは、瑞々しくて辛味も少なく、柔らかいのでサラダなどに向いていますが、お味噌汁の具にしても早く煮えるし、よく甘みも出ます。さらに、豆腐も合わせてみました。

最近ではお弁当に「握り飯とお味噌汁」という組み合わせが気に入っていてよく持って行きます。この時期は朴の葉からいい香りが出てくる頃なので、岐阜県の郷土料理「朴葉(ほうば)寿司」がよく作られますが、普段のお弁当に握り飯を包んでも、朴葉の香が移ってなかなかオツな握り飯になります。

今回のお味噌汁は、よく考えてみたら全部生食できる素材ばかりですので、そんなに煮なくても良いのですが、昼のお弁当用に保温容器に入れていたので、煮込み風お味噌汁になってしまいました。しかしこれはこれで具材に味噌がしみていい味わいになり、握り飯と合うんですよね。

(保温容器だと中身が見えにくいので、写真用にお椀に移し替えました)

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「ベビーホタテのお味噌汁」
出汁:昆布水
具材:ベビーホタテ、新タマネギ、豆腐
味噌:手前味噌(米麦混合麹)


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