自分にラベルを貼る話
わたしが婚活を始めたのはもう3年も前の話である。当時結婚を考えていた男性にこっぴどく振られたのだ。ただ、3年前と言っても、もうその時点で「アラサー」で、出会いもなくわたしの中には漫然と焦りがあった。なんとなくでアプリを始めるが疲れてすぐに退会。それもそうで、当時のわたしはとにかく「自分の売り出し方」がわかっていなかった。自分をどう売り出すか考えた時にどうしても行き着くのが「男受けする特徴がないな」である。友人はみんな可愛らしかった。しかしわたしは「可愛らしくない」つまり、女性としての魅力が皆無なのである。メイクも下手、料理も普通、女子感がなくガサツ……伸び代しかない状態からのスタートだ。そこで、どこが伸び代にあたるのか、まずは自己分析を始めることにした。
①わたしが現状得意(好き)なこと
②わたしが現状苦手(嫌い)だけど将来好きに慣れそうなこと
③わたしが得意になれなさそうなこと
私は特に②と③に注目した。②はこれから売り出せるポイントだし、まず間違いなく生きていく上で私の魅力になる。そして相手を探す上では、③に寛容な人というのは外せないポイントになると思ったのだ。期限を決めて一ヶ月、マイルールをつくり殉じた生活した。マイルールは下記だ(もうダメ人間すぎて穴があったら入りたい……)
①必ず自炊、写真を撮ってSNSにアップロード。洗い物は何があってもためない。
②土日は外に出かけること。毎回合コンのような気持ちで服を着て、用事がなくても用事を作り出すこと。
③どんなに遅く帰ってきても1日1家事は絶対する。
わかったことは
②わたしが現状苦手(嫌い)だけど将来好きに慣れそうなこと
→料理、メイク、筋トレ、服選び、人と話す
③わたしが得意になれなさそうなこと
→掃除、裁縫、SNS
そう、こんなレベルなのだ。こんな小学生が書く自己紹介みたいなレベルのこともわかっていなかったのだ!就活の自己分析ならリクルーターにお茶をかけられるレベルだ。穴があったら入りたい……(二度目)
しかしここでやっとスタートラインに立てた。次にやることは伸び代づくりだ。好きになれそうなことを徹底的に鍛え上げることにした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?