見出し画像

波動関数Ψ

シュレーディンガー方程式が量子の波としてのふるまいを記述するのなら、どのようなものが方程式の解になるのでしょうか?それが波動関数と言われるものです。ギリシア文字のΨで表されることが多いです。しかしながら、波動関数Ψは複素数を含むため、いったい何を表しているのか分かりませんでした。そこで、Ψを2乗することで、量子の発見されやすさを表すという確率解釈が導入されます。複素数は2乗すると実数となることが知られていました。量子がどこにいるかを確率的に記述することができるようになりました。量子の波動関数は物理的な波ではなく、情報の波になります。考えられるすべての可能性を記述しているのです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?