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身体を圧倒的に良くし続けるブログ

身体パフォーマンス研究家の長谷川功一です。

普段は岐阜(各務原)や中京エリアを中心に施術家、トレーナーをしています。

このブログではカラダのパフォーマンスアップへのヒントや痛みに対してのケア方法などを症例交えて発信していきます。

高校生ピッチャー

【症状】
腕を側方から上げて(肩関節外転)90~100度ほどで痛みがある

投球リリース直前(肩外旋)からリリース時に痛みがある

キャッチボールし始めが痛く身体が温まると痛みは軽減する

悩みとしては下半身の開きが早い

ポイントは3つ
①軸脚股関節の硬直(腸腰筋)

②肩甲骨の動き(内転と下制の動き→広背筋、前鋸筋)

③踏み込み脚肋骨の動き(腹斜筋、肋間筋)

→立位時で股関節前面の筋緊張により姿勢の崩れから軸脚での出力ポイントがズレて背筋や脇の緊張から肩甲骨の動き(前鋸筋、広背筋の緊張)が悪くなり肩に痛みが出た

踏み込み脚肋骨の動きの分離ができてないため下半身に対して上半身が大きな面で動いて開きが早い動きになっていた

①腰椎から小転子(大腰筋)骨盤から小転子(腸骨筋)上半身と下半身を繋ぐ腸腰筋が硬直することで骨盤や腰が猫背になる

結果筋肉に引っ張られて骨盤や肋骨周囲(腹斜筋)が内旋し横隔膜を通じて胸の筋肉(大胸筋、小胸筋)が緊張することで全体が猫背姿勢

軸脚で立った時にお尻から太もも裏(臀筋から大腿二頭筋)で筋出力を出し立ちたいが腸腰筋硬直のため収縮しにくく骨盤肋骨の動きの回線軸が横回転になる

また腸腰筋から横隔膜、大胸筋小胸筋の連結緊張から呼吸の浅さと巻き肩状態(肩内旋、肩甲骨前傾)により肩を側方から上げる動作がしにくくなる(肩関節外転外旋動作)

②骨盤が猫背になることで(腸腰筋の硬直)広背筋が過度に緊張したことで肩外旋から一気にリリースする際広背筋が伸ばされた際に伸長できず動きにブレーキがかかる

横隔膜の緊張から前鋸筋の動きが悪くなったことで胸郭の動きも悪くなり体幹で投げるというよりは肩甲骨や上腕だけで投球していたのを前鋸筋の調整をすることで肋骨から動きを出し腕でなくカラダ全体(体幹)で投げることができる

③踏み込み脚肋骨の動きを腹斜筋と肋間筋、前鋸筋と固めて動くのではなく胸郭の上部下部で分離させてそれぞれが動くようにすることで体幹を使ってリリースポイントを前へ出力が出しやすいポイントに持っていく

以上3つのポイントを調整することで肩の痛みと悩みである下半身の開き動作に対して改善

ボールを使ってのピッチングをしながらの施術ではないが…
動きの中で肩の痛みは消え各部分が連動して動くようになった。

今後は軸脚側でより押し込めるようになる(臀筋、前鋸筋)ことでよりスピードアップ

踏み込み脚のタイミングと肋骨の動き(腹斜筋)を出していくことでボールの出どころが見にくい安定したボールが投げられる
→パフォーマンスアップと結果が一致する

岐阜や中京エリアの野球人のみならず…
カラダのパフォーマンスを上げたい人や痛みに悩んでいる人のヒントになれば幸いです。

今回このブログを始めるきっかけを作ってくれたDIMENSIONING北川雄介さんありがとうございます。

本日はお読みいただきありがとうございます。

長谷川功一

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