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ブラインドテイスティング思考法

はじめに


今日は久しぶりにワインのテイスティングについてのお話。

以前、ブラインドテイスティングをする際に気をつけたい5つのことをテーマにして、noteで記事にしました。

それから時が経ち、以前執筆した記事の内容を元に大幅にリニューアルした内容で、今の考え方をお話ししたいと思います。

ブラインドテイスティングは、あくまでも実践しながら磨いていくものなので、理論だけを覚えればいいというわけではありません。しかし、やはり理論を知らなければ、どれだけ練習を重ねても成果に結びつきにくい。

これまでの経験で培ってきたワインテイスティングのノウハウの中でも、特にブラインドテイスティングにおける結論へのアプローチの仕方において、私が気をつけているポイントをあらためてご紹介致します。

具体的な品種や生産国の特徴、タイプごとのコメントの仕方にフォーカスをして、そのノウハウをお伝えさせていただくのは、ワインスクール等で実際にテイスティングしながら行うのが一番。本記事では、その前段階として知っておきたい内容となります。

まずは、ブラインドテイスティングに挑戦するにあたって注意すべきポイントをつかんでいただき、実践のトレーニングにお役立ていただければと思います。

テイティングの能力を高めていくことで、ワインの特徴をもっと正確にとらえるための力がつき、コストパフォーマンスの高いワインを探し出したり、料理とのペアリングのコツがつかめたり、ワインを美味しく飲むためのコツを理解できるようになる。

そしてもちろん、試験を突破するという目的においても必須の能力となります。

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