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カリブ海の美味しいカクテル「ティポンシュ」の作り方


はじめに


「ラム アグリコール」とは農業生産ラムの意味で、サトウキビを搾り、その「サトウキビ汁」を発酵させて造るラム。

世界でもこのラムアグリコールを製造している国やメーカーは非常に少なく、希少性の高い商品とされています。

現在、ラムアグリコールを製造しているのは、主にマルティニーク島、グアドループ島に代表されるフランス海外県。

今回参加した「FOODEX JAPAN 2023」のフランス パビリオンにて、この希少なラムをたっぷりとテイスティングする機会をいただきました。

「FOODEX JAPAN 2023」フランス パビリオン。フランス海外圏ブースは常に賑やかな雰囲気。

スタイリッシュなボトルが並ぶ。アグリコールならではの豊潤名風味が印象的。


カリブの島のカクテル「ティポンシュ」


ここからは、アグリコールラムを使用したカリブの島の伝統的な人気カクテルをご紹介します。

フランスの海外圏であるカリブの島でサトウキビの搾り汁のみを発酵、蒸留させてつくるアグリコールラム。華やかなアロマ、豊潤で複雑な味わい。余韻のフレーヴァーも豊かで素晴らしい。「ホワイトラム+ライム+黒砂糖」を混ぜたシンプルなカクテル「ティポンシュ」が美味しすぎる。

田邉 公一Twitterより

先日、Twitterでもこのように発信しましたが、実際に飲んでみると想像していた以上に美味しくて、来場していた知人達にもおすすめさせていただきました。

「ティポンシュ」の意味は「小さな パンチ」。「パンチ」は果汁等を混ぜたアルコール飲料のことで、ワインで作るサングリア等が日本でも有名ですが、こちらに関しては、ラムをベースにした非常にシンプルで小さな器で飲むパンチのことを現しています。

フランス海外圏ブースでのカクテルの実演。とても盛り上がっていました。


カクテル「ティポンシュ」の作り方



作り方は以下の3つを順番に小さなカップにいれて混ぜるだけ。とても簡単です。

1.カットしたライム⇨1/8個程度。カップに搾ってそのまま入れる。
2.黒砂糖(現地ではサトウキビシロップ)⇨お好みの量で。ティースプーン一杯程度がおすすめ。
3.アグリコールラムブラン⇨60ml。注いだあとティースプーンで混ぜて完成。

 田邉お気に入りの銘柄「Opportune」

最初は氷なしでご提供いただきましたが、個人的にはここにかち割り氷の大きめのものを一つ入れてロックスタイルにすることで、より飲みやすくフレッシュになり、味わいのバランスがとれておすすめです。

プレゼントいただいたティポンシュ専用のカップ。実際は高さ5〜6センチ程の小さなサイズ。


最後に

その日のイベントの終わりの時間にみんなで美味しくいただき、とても楽しく贅沢なアペリティフタイムとなり、あらためてスピリッツとカクテルの魅力を再確認するきっかけになりました。

ティポンシュ専用のカップもプレゼントいただいたので、これからの季節、自宅でもティポンシュでアペリティフタイムを楽しんでみたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

今回はラムのご紹介をさせていただきましたが、またあらためてFOODEX JAPAN2023で出会った魅力的なフランスの飲み物の紹介記事も公開したいと考えています。

ではまた次回の記事でお会いできるのを楽しみにしています。

ワインディレクター 田邉 公一




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