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ジャパニーズウイスキー「響30年」と「サントリー角瓶」

はじめに


キャリアのスタートがBARだったこともあり、ソムリエになってからも、ホテル勤務のソムリエとしてレストランで働きながらバーテンダーもしていました。もう今から16年ほど前のことです。

当時からジャパニーズウイスキーは、スコッチやスタンダードカクテルと並ぶほどの人気を誇り、いろいろなお酒をテイスティングさせていただく機会にも恵まれました。

その時に一度だけ味わう機会があった「響 30年」。

先日、ちようど会食で伺った横浜のバーで拝見し、実に16年ぶりに飲む機会が訪れたのです。

当時はおよそ10万円。その価格に驚いていたのですが、調べたところ現在は100万円ほどで販売されているサイトもあるほど高騰している様子。ワインと同じく、その価値を見出されたお酒のもつ力はやはりすごい。

その価格上昇を異常だと考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし価格が上がるには当然理由があり、実際に理解した上で、それでも欲しいという方がいる限りそれは適正な価格になる。

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