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『リッツ・カールトンホテル出身の2人による特別対談』 福島 靖×田邉 公一 [Part 2]

対談企画Part2。

今回はさらに真相に迫る内容となっています。福島さんからどんなお話が伺えるのか。とても楽しみです。それでは早速ご覧くださいませ。


大切にしている言葉

田邉:「福島さんが最も大切にされている、座右の銘のようなものはございますか?」

福島:「Carpe Diem」カーペ・ディエムです。

ラテン語で、「今を生きろ」という意味で、まだ10代の頃に、あるアメリカ映画の中で出てきたセリフでした。

僕は、根がとてもネガティブ思考なんです。つい過去を悔んだり、未来を想像しては不安になり「今」を疎かにしていました。でも、過去を変える事は出来ないし、未来予測も出来ない。

ただ一つ確かな事は、「今」を一生懸命に生きる事が出来れば、悔やんだ過去は美談になり、未来はきっと明るくなる。そう気付かせてくれた言葉です。

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福島:「では、田邉さんの人生の中で、一番強く心に残っている言葉はありますか?」

メジャーリーガーのイチローさんの有名な名言で、「準備とは全ての言い訳をなくしていくこと」という言葉があります。

ソムリエコンクール挑戦の時、ワインスクールの授業に臨む時、ソムリエ・ワインエキスパート試験に挑戦する受講生に向けて、さまざまな場面で、この言葉を自分の心に言い聞かせることで、数々の壁を打ち破ることができました。

もちろんそれでも上手くいかなかったこともたくさんあります。ですが、もう10年以上にわたり、自分を支えてきてくれた言葉です。

言葉の力というのは本当にすごくて、人を動かし、その先にある結果を変える力があります。
これからも良い言葉に反応できる感性と、それを取り入れ昇華させた上で発信し、行動に移すことができるように、自分を磨いていきたいですね。

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福島:「ワインの表現やイメージなど、「感性」を向上させるために、どのような事を学ばれているのでしょうか?」

田邉:「旅、読書、食事」この3つを、日々の生活の中でも特に大切にしています。

これは、ソムリエという仕事においてとても大切なことで、人生の中で、積極的に取り組むべき3つです。

ワインを学び続けることで、世界中を旅する機会をいただきました。そこで得られる経験は計り知れません。日本という国を、そして日本人という存在を客観的に見ることができるようになったのも、旅のおかげです。

次に読書。私はワインや食に関連する本だけでなく、色々なジャンルの本を日々読むことを習慣づけています。本はさまざまな考え方を学べて、思考力を向上させてくれます。視点を広げるために、ワインに関わること以外の本も積極的に読むことを、特に心がけています。

最後に食事。食事は栄養を補給する以外にも、多くの効用があります。どのように、どんなものを食べるかで、その人自身の人間的な部分まで変えるのです。自分で料理をしたり、いろいろなお店で食事をしながら、その時間をいかに楽しむかを考えることで感性は磨かれ、肉体だけでなく精神を、より健康に保つことができるのです。

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Twitter発信で大切にしていること

田邉:「福島さんのTwitterでの発信に、多くの方が力をいただいていると思います。発信する際に大切にしていることは何でしょうか?」

福島:大原則としては、誰も傷つけない事。次に、全体のテーマを決める事です。

僕の場合は、「特別な体験を、日常の中から見つける事」です。

ですが、このテーマに沿ってツイートをすると、エモーショナルで、読み手によっては“分かりづらい”内容になってしまいます。なので、必ず具体的なエピソードに落とし込む事を心掛けています。

例えば、このテーマに沿ってツイートをする場合、この様に書きます。

”高級バーで飲むカクテルは格別。また一方で、狙っていた案件が決まった日の夜、クタクタになりながらコンビニで手に取った缶ビール。これも、甲乙つけがたい格別の味。なぜなら、「嬉しい!」という、その時だけの感情が混ざった、世界でたった一本の缶ビールだからだ。特別な体験は、日常の中にある。”

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これから目指すこと

福島:「では私からはこれが今回最後の質問です。田邉さんがこれから目指すこと、抱負を教えていただけますか?」

「言葉の力」を磨くことです。これまでは講師として、話すことで考え方や知識を伝えてきました。

しかし、今後はこれまで以上に、文章で伝えていく力が必要だと考えています。

昨年から特に意識をして磨いてきたのが、「文章で伝える力」です。Twitterの復活、noteでの発信を始めたのも、そこに重要性と興味を感じたからです。

これまでに培ってきた経験や知識、技術を、文章で発信することで、周りの方々への貢献力を高めることができると信じています。

とはいえ、話す力もとても重要です。つまり「書く力」と「話す力」この二つをテーマとして、今後の活動につなげていければと考えています。


田邉:「ではいよいよ最後になりました。いただいたご質問と全く同じことをお伺いしたいのですが、福島さんがこれから目指すこと、抱負を教えていただけますか?」

福島:営業職は今のまま続けながらも、「コンテンツ・メーカー」を目指したいです。

例えば、いま既に行っていますが、リッツ・カールトン、営業を通して学んだ事を徹底的に言語化し、講演やセミナーでお話ししています。

特に、リッツ・カールトンで学んだことは数多く、仕事にも私生活にも活かすことが出来ています。

この経験や知恵を、誰でも分かるコンテンツにして、一人でも多くの方に届けたい。今はそう思えるようになりました。

今後は、書籍出版やコンサルティング、社会貢献活動を通して一人でも多くの方に「幸せを実感できるコンテンツ」を、届けて行きたいたいと思っています。

田邉:本日は誠にありがとうございました。共に働いたリッツ・カールトン時代から時を超えて、こうしてTwitterにより再会し、対談までさせていただけること、私としてはたいへん光栄であり、とても充実した時間を過ごすことができました。

これを機会にまた、今後コラボレーションをさせていただければと思います。

次回も楽しみにしています!

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。またお会いできるのを楽しみにしています。

福島 靖、田邉 公一


福島靖 | リッツ・カールトン流営業マン

38歳 / 外資企業にて営業マン7年目 / 前職リッツ・カールトン・ホテルに勤めていた時に発見した“お客様の記憶に残る技術“を生かし紹介だけで営業 / Twitter(@YasushiBoeing)で「特別な体験は、日常の中に転がっている。」をテーマに、明日から仕事がちょっぴり楽しくなる情報発信中。

田邉 公一 |ワインディレクター

43歳/タイソンズ アンド カンパニー、アニス、アミュゼ、マイアム、とさか六本木のワインディレクター。ワインスクール レコール・デュ・ヴァン講師/ワインや日本酒のコメンテーター、プロモーション活動も積極的に行っている。Twitter(@tanabe_duvin)
* 2007年 第6回 キュヴェ ルイーズ・ポメリーソムリエコンテスト 優勝
* 2019年 第1回 SAKE DIPLOMAコンクール セミファイナリスト   

▶︎レコール・デュ・ヴァン 講師紹介ページhttps://www.duvin.jp/instructor/tanabe


最後までご覧いただき、心より感謝いたします🥂