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平成期に発生した秋田県立横手清陵学院中学校・高等学校における不祥事について

秋田県立横手清陵学院中学校・高等学校の定員割れが十二年以上に渡り続いているが、この要因の一つとして、2009~2012年にかけ、同校において発生していた教職員による不祥事とその隠蔽が関係している。筆者は外部進学生として同時期に同高等学校に在学していたので、自らが実際に体験した事を此処に記す。
同校は2004年に開校した中高一貫校で、当時、地域で最も新しい学校であり、高等学校には普通科と総合技術科(実業科に相当)という、二つの学科が設置されており、創立から間もない学校の為、実績は乏しいにせよ、進学も就職も幅広く選択が可能な環境が整備されつつあった。
しかしながら、蓋を開けてみると、二十一世紀にも関わらず、鉄板入りの安全靴で武装し、生徒への体罰を行う他、誹謗中傷を繰り返す、問題のある教師が在籍しており、加えて、他の教員も見て見ぬふりをし問題を放置、中には件の教師の模倣をする教員さえ出てくる始末で、当然の事ながら、年々学校自体の評判が下がり、入学志願者が激減する一途を辿った。また教員の隠蔽体質の他、中学校からエスカレーター式で高校に内部進学した生徒は、件の暴力教師の存在が日常風景と化した為か、感覚が麻痺しており、そもそも問題だと認識しない者が多く、十年以上に渡り、謂わば、教師と生徒の共犯関係によってこの問題が成文化されず、パブリックな場で公表されなかった為に、公立高校にも関わらず、未だに地域社会、引いては秋田県内でも事態が正確に認識されていない状況である。加えて、高校卒業後に就職する生徒の指導に関して、就職活動解禁日以前より学校と企業側が密かに連絡を取り、予め内定を取り易くする為の交渉が行われており、私は高校三年時の担任より「これは違法行為であり、解禁日以前より実質的に就職活動を始めている件について口外した場合、後輩達の就職先が無くなる」という内容の発言を耳にしているが、この発言には、後輩を巻き込むと脅迫する事で、学校と生徒との共犯関係を作り出そうとする意図が見え隠れしていると同時に、当時の在籍教員の遵法意識が極めて低かった事がよく分かる。当時の、法を無視した不適切な指導について例を挙げればキリがないのだが、今尚、私は、この学校の教職員達は反社会的勢力か何かなのだろうかと思いたくなる時がある。
また当校は、太平洋戦争中に設立された工業学校を起源とする横手工業高等学校(二〇〇六年閉校)と、同窓会が同一となっているが、横手清陵学院は二〇〇四年に創立され、設立の趣旨が工業高校とは全く異なる新しい学校であり、系譜の異なる学校の卒業生が同一の同窓会の会員となっている事は理解に苦しむ。
個人的な体験を語るが、卒業証書授与式の日、私は当時、生徒会長を務めていた為に答辞を述べる立場にあり、他の卒業生と異なり多忙であったのだが、件の暴力教師が因縁を付けてきた結果、口論になり、やがて他の教師陣を巻き込んだ論争に発展。同級生が教師側の味方についた為、集団リンチ未遂が発生するも、校舎中を逃げ回り、辛くも難を逃れた。式典を無事に終えた後、身の危険を感じた私は真っ先に校舎を後にし、携帯電話のメールアドレスを変更して彼らとの連絡を絶った。その後、帰省した際、教職員によるストーカー被害に遭う他、学校に纏わる不愉快な噂話を母親経由で耳にする事があったが、今年の一月十五日に同窓会を退会し、教職員並びに同期生、OB・OGとの関係が完全に消滅した為、今後は安寧の日々を送る事が出来そうである。

追伸 (2024年1月28日)
本件に関して筆者は現在、文部科学省への問い合わせを行っている。


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