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近頃の外資事情

ここ数ヶ月、外資系企業への求人応募を続けているが、五年前に転職活動をした時と事情が随分変わってきている。LGBTQ+への配慮であるのだろうが、大企業を中心に、応募時に性的嗜好(sexual orientation)を尋ねられるようになっている。これに関しては全く業務と関係がないので、"I prefer not to answer."(回答したくない)と伝えている。ジェンダーについてはともかく、会社が性(sex)に関する情報を管理する必要はない。
LGBTQ+のみならず、その他のマイノリティに関してのレクチャーやイベントへの参加をしているが、海外の企業は、多様性の尊重という目的から逸脱し、方向性を見失いつつある印象を受ける。少数者への行き過ぎた対応は、却って、ハラスメントを誘発するだけであると私は考える。大陸と島国の気質や文化の差異もあるのだろうが、本社と支社の人事に関しては完全に同一にする事は難しいように思う。
並行して現下、大量解雇の始まっている日系の大企業や新興企業へも応募をしているが、五年前と日本企業がどれ程変化したのか、金融バブルに沸き立つこの機会に、自身の目で確かめてみるのも悪くはない。


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