で、経営って何よ?それって、命を懸ける価値があるものなの?
経営学で、会社が経営できるか!?
そんな疑問から、大学を辞め、会社を起こすことにした私。
なんですけど、これを人生賭してやっていく上では、そもそも経営って何なのよ、ということをまずはっきりさせないといけません。
生涯じゃんけんに負けないことに、命を懸ける人はいないでしょ!?
そりゃそうだと、皆さん思うでしょ?
でも、経営って「じゃんけん」かもしれないじゃないですか。
ビジネスの成功なんて運。出したチョキが、たまたま当たれば勝てる。
そういうもんだとしたら、わざわざ検証する意味などありません。
さあ問題だ。経営って何なのか?
独立するにあたって、私はようやく辞書をひいてみた。学生時代も含めておよそ20年、学び、教えてきた言葉の意味を、私はようやく紐解いたのだ。
「営」のほうは、非常に素直な意味だ。営むこと。仕組みをつくり、実行すること。手段のほうだね。
で、問題は「経」のほう。こちらが、目的を意味する言葉なんだけど。
何を、営むんだと思いますか?
正解は…
正しい道を、です。
経とは、ゴールに至る道。まっすぐ通った、正しき通路。
身体の中を走る、自らの意図を伝えるものが、神経。
地球を縦に貫くものが、経度(経線)。
正しい道が辞典になっているものが、経典。
会社を経営するとは、会社というものを正しき方向に導くために、仕組みを作り、実行することだったのだ。
いや~こんなことも知らないで経営学を教えていた自分、やっぱり良くなかった。
気づけて良かった。
でも、これで迷いは晴れた。
自分がこれまで人生を投じてきた、経営学は、やっぱり素敵な学問だった。正しき道を行くための学問。素晴らしいじゃないか。
そしてそれは、独立という自分の意思決定が間違っていなかったということもまた、証明してくれた。
自分の信ずる、正しい道を行く。それが経営だ。
経営学で、会社を経営できるのか。
―この問いは、命を賭けてみる価値はあるな。
やってみるか!
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