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研究室での研究への考え方と大切にしていること

2つ目の投稿は、研究について話そうと思います。大学生の方には、研究をしていくにあたっての意識とか、研究室選びの参考になればと思います。自分はこの春から大学院の2年生になり、学部4年生からの研究室生活は3年目になりました。

自分の研究室は、毎年大学院生10人、学部生10人くらいで、学会発表も毎年国内、国外合わせて30-40件くらいしているので活発な研究室なのではないかと思います。

そんな研究室の中で、昨年度は共著を含むと国内、国外合わせて10件ほど学会発表を行いました。また、研究室生活も過ごしやすく充実しています。

そんな自分が研究室生活を送る上で大切にしていることは、「なんでもやってみること」です。


自分の研究室の研究スタイル

まず、自分の研究室の研究スタイルについてです。メンバーは、教授が1人、ほかは全員学生です。学生以外の研究員の方や、指導教員以外の教員はいません。
研究の進め方は、ざっくり4つくらいに分かれたテーマごとにチームが組まれ、そのテーマの中で教授が研究アイディアを与えてくれます。
それを学生同士どうやったら実現できるか相談して、研究を進め、進捗がでたら教授と相談し次のステップに進む、というふうになっています。
それらが積み重なって、最終的に学会で発表したり、卒業論文や修士論文になります。成果がいいものは論文として発表することもあります。(もちろん、査読などがあるものもあるのでこんな簡単にはいきません)

また、外部との共同研究や実験(デモンストレーション)がとても多く、コロナ禍の前である一昨年は2ヶ月に1回のペース、昨年度も秋以降は複数回の実験などを行いました。その度に研究の進捗が求められます。

こう書いてみると、なんだか理にかなっていて、外部との共同研究や実験の度に進捗を出し(締切に追われ、)それが積み重なって発表になる、という感じですね。

自分の研究活動への考え方

大学院生、大学生はまだ学生なので学業、研究に対して給料のような直接の対価を払われることはありません。もちろん、知識や経験が対価として得られます。
ということは、研究活動において、社会人と大きく違うところは以下の2つかなと思っています。

・作業する時間が定められていない
・研究をした時間ではなく、研究の結果で自分の価値が決まる

それぞれ、詳細に見ていきます。研究をする時間についてですが、もちろん、研究室によっては、何時から何時まではコアタイムはあるかもしれません。
ただ、一般的な社会人のように9:00-18:00は自分のデスクの上で仕事をこなす。土日の出勤には申請がいる。ということなどはないと思います。
土曜日や日曜日に研究をして怒られることはないし、平日の午前中寝坊して研究ができなくても(重大な予定がなければ、)怒られることはあまりないと思います。

次に、研究活動での自分の価値ですが、これはやはり一般的には研究の結果なのではないでしょうか。(進捗ともよく言う気がします)ただ、結果が出ない研究や失敗してしまった実験、プログラムのエラー対応の時間に価値がないという訳ではなく、その実験は、結果が出ない、という結果が得られた。という認識でいたり、プログラムのエラーは直すためにたくさんのことを学ばないと直りません。
自分がここで言いたいのは、時間に対してどれだけ効率よく結果を出せるか、そしてその結果が自分の研究においての価値に繋がる、ということです。

ここまで読んで、わかった人もいるかもしれませんが、いつでも研究していい&外部との実験や学会発表が多い、ので、締め切り駆動開発のようになることも多々あります。重要な実験前は土日も朝も昼も夜も研究することがあります。

「なんでもやってみること」とは

ここまで、自分の研究室での研究生活がどんなものか、わかっていただけたかと思います。
それを踏まえて、「なんでもやってみること」について説明します。意味はもちろん、そのままの意味です。なんでもやってみる、
もっと言うと、自主的に、興味を持って、色々なことをやってみる。

研究室でたまに、チーム横断の研究テーマだったり、全員対象の外部の勉強会への参加希望者を募ったりする機会があります。そういう時はまず、やってみたいです。と言ってやってみることにしています。
このおかげで、研究室内でも様々な研究に携わることができ、学会発表がたくさんできたり共著での発表が増えたりしました。

この「なんでもやってみること」は、研究だけではないです。直近だと以下のように、人が紹介したり作ったりしてるプログラムを実際に動かしてみたりとかしてます。


もちろんこれは、パソコンがあればできるからとか、自分の研究がロボットでツールなどは少し馴染みがあるとか色々理由があるかもしれません。

ですがそのほかにも、本を買って読んでみる、研究でいうと教授や研究室のメンバーが紹介していた論文を読んでみる、ゼミで他の人の発表に質問してみるなど色々できることはありそうです。

おわりに

最終的にできた投稿は色んなことを話していてまとまりがなくなってしまったかもしれないですが、自分の研究への取り組み方とかの話をしてみました。

ここでの話は、自分の環境だからできることもあったかもしれません。こんな研究の環境があって、こういう考え方をしてる人もいるんだな、をしてる人もいるんだな、と思っていただければ幸いです。


自分の自己紹介記事はこちらになります。よければ合わせてご覧ください。


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