見出し画像

2020、クリスマス休暇の過ごし方

 明日でクリスマス休暇も終わり、年始のブンデスリーガの試合に向けた準備が始まります。今年はドイツ・ブンデスリーガでも冬季中断期間が短く年始にはすぐに試合があります。

 今年はコロナウイルスの問題でドイツ国内にもかなりの制限がある年でした。
知人と会っても挨拶の仕方にも気を使うような窮屈な思いをしています。

 人々が大好きなクリスマスマーケットは中止、街はロックダウンしているのでスーパーマーケットなどの生活に欠かせないお店以外は全て閉まり、人との接触制限や部分的な外出制限や移動制限などがありました。経済的な打撃ももちろんですが、ヨーロッパの人々にとってクリスマスはとても大切なイベントです。感染者数もすごい勢いで増えているので仕方ないのかなと頭で理解していても気持ちがついてきていない人をよく目にします。

 僕たちは年内最後のアウェーでの試合を終えフランクフルトに戻り、クリスマス休暇に入りました。本来なら約1週間休みがあればどこかに出かけたいところですが、どこに行ってもお店は閉まっていますし、宿泊や移動には制限があるので旅行も気軽にできる状況ではありません。本当なら近隣の国に住んでいる知人を訪ねたり、遊びに行ったりしたかったというのが本音です。そして、ついでにデュッセルドルフに立ち寄ってUNIQLOで買い物してから日系のスーパーと本屋にも行って日本食レストランで食事したかったなーと家族は言っておりました。

 今年のクリスマス休暇は例年に比べると短いのと自主隔離期間などを考えると現実的でないのでもともと一時帰国する選択肢もありませんでした。今年はフランクフルトに滞在して休暇をとりました。
 さらにクリスマスの期間は皆が休むのでスーパーマーケットも日曜日が絡んで約4日間は全て閉まってしまいます。日本ではクリスマスでも年末年始でもどこかは開いていたので買い物には最悪困りませんでしたが、こっちでは数日分の食料品を買っておく必要がありました。
食料品の買い出しを済ませた後は本当に特別な事をした訳ではなく、ほとんどの時間を自宅で家族とともに過ごしました。

 スーパーマーケットの外で見かけるクリスマスツリー用の生のモミの木を買ってきて飾り付けました。こっちでは簡単に手に入りますし、非常に雰囲気も出ていいもんです。

画像1

 

 フランクフルトから車で数10分ほどのところにある山まで行くと雪が積もって驚きです。。雪の中を散歩をして丘でソリ遊びをしました。
子供達は初めて?のソリ遊びに大喜び。
久々に自然の中でドイツっぽい遊びをして新鮮でした。

画像2



 

  クリスマス休暇の大半は天気にも恵まれず雨が多かったので、外に遊びに出ることもできなかったので長い時間を家の中で過ごしました。
 小学校の宿題や与えられた課題をする子供達の横に座り僕も勉強や本を読んだりしました。普段は絶対しないような事もできる余裕があってペン字練習もしました。集中して物事に取り組むのは楽しいです。子供達とはテレビゲームでフォートナイトをしたり、家族でテトリスや桃鉄やオセロのゲームもしました。
子供達はこの時間が1番楽しそう。。。


画像3


 
 食事くらいは少し豪華に楽しみたいねということで手作りでの寿司パーティー。
こちらでは刺身のように綺麗に切れたものは売ってないので魚屋さんでブロック状の魚の身を買ってきて食べやすい刺身の大きさに切り分けます。
YouTubeでまぐろや鮭のおろしかたを見様見真似でやっております。
YouTube便利すぎでしょう。皆さん説明うまい。とても勉強になります。

画像4



 妻と子供達はクッキーやケーキ作りもしてくれていました。
とても美味しくいただきました。

 日本では買って済ませていたような物も自分たちで作って楽しむ力がついてきたのかなと思います。

 休暇という意味では子供達の休みとも重なっているので家族との時間がいつものオフ以上に長く、普段はあまりしないような贅沢な時間の使い方の休暇を過ごしました。
 
 小学2年生の息子は『来年はどんな年にしたいか。』という題名の作文を書いていました。内容には、マスクをしなくても遊んだり自由にどこにでも行けるようになりたいです。コロナがなくなって日本に一時帰国したいです。と書いてありました。
マスクで口や鼻を覆った生活や、家の中に籠るような生活が当たり前ではなくて、子供達が自由に遊んだり、スポーツができる世界になることを改めて願います。

これから冬から春にかけて状況はさらに厳しいと予想していますが、皆様もお身体に気をつけて良い歳をお迎え下さい。


ここから先は

0字

黒川の活動、体験談、短いコラムや日記形式で自身の経験をベースに書いた記事もまとめたマガジンです。色々と他のSNS等には書かない事もここでア…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?