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大切な人を失ったときはノート書くといいよ

失恋で絶望し、もぬけの殻になったことのあるやっちです。

また、親友、同僚、両親の死を体験して、出会いと別れについてもよく考えます。

大切な人を失ったときって本当にもうどうしようもなくなりますよね。

身体はいつもどおりこの世にあるんだけど、魂とか心とかオーラみたいなものとかがどっかいっちゃっているような。

元気出しなよとか言われようものなら、うるせぇお前に何が分かる!って怒ったり、あるいはとめどなく涙だけが流れてきたりする。

僕はそういうとき、好きなことをやっていました。

母が亡くなったときは次の日の部活に平然と行きましたし、好きなものをたらふく食べるとか、カラオケに行ったりしました。

ただね、今の自分がそのときの自分にどうすべきか提案するとしたら、「ノート書け」なのかなと思いました。

以前、友達がずーっと長く付き合っていた、それこそ存在が当たり前だった彼氏と別れたんです。

その友達は10年以上も日記を続けていたのですが、別れて魂が抜けたみたいになって何もやる気が起きなくなったんですね。

でも日記だけは書き続けていたそうです。日記はいつも同じ、お気に入りのノートを使っていました。

本当にどん底で、何もやる気が起きない中、1週間ほどノートを書き続けたと言います。

どんな言葉も受け止められない状態だった彼女が突然元気になって人前で話すようになりました。

そのとき、ノートほんとすごいなって思ったんです。

ノートにどんなことを書いたのか聞いてみました。

まずは放送禁止用語も含めたかなり暴力的な言葉が並んだようです。

恨み、殺意、これまで嫌だったけど言ってこなかったことなど、とにかくペンが止まらなかったそうです。

そして悲しい自分の気持ちも正直に書いたそうです。

やがて、これまで得てきたものにも目が向けられるようになって、今の自分に戻ってきたとのこと。

そしてこれまでがあったから今があり、そんな自分がこれからをどうしていくかを考え、前向きな気持ちになれたとのこと。

ちなみに、彼女にはすぐに彼氏ができました。

傷ついていたまま出会っていたなら、おそらくうまくいっていないでしょう。

できるだけ純粋な自分でいるときに出会う人が、本当に自分と合う人なのだと思っています。

ノートという媒体を通じた自分との対話が、彼女を成長させました。

自分と対話するのにコーチやカウンセラーを活用する人もいるかもしれませんが、まさに同様の効果をノートから得たのです。

彼女がノートのベテランであったこともあるかもしれませんが、今の心情を何も隠すことなく書き続けたからこそ得られたものと思います。

僕もそんな風に、正直に書ける自分であったなら、当時もっと楽に、そして短期間でいつもの自分に戻れていたかもしれません。

この5年ほど手帳とノートに携わってきてその絶大な効果を今は知っています。

だからこそ、ノートって本当にすごいなって思い知らされたのです。


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