すごくダサいなって思う男性の指摘
「お仕事柄、そういうことにしておかないとね」
そのように笑いながら話してくる男性と、1年に1回ぐらいは出会う。
たぶん、ブランディングとかいうものを中途半端に勉強している人なのだろう。
僕は、離婚したとしても婚活や夫婦に関わる今の仕事を続けると思う。
仕事やキャラのために円満アピールとかしたことはない。
2人が共存して人生を歩むということにアートを感じているし、何より楽しみがあり、信念を持って仕事をしている。
ハッキリ言って、そういうのダサくない?
恋愛や夫婦の仕事していて、このメソッドで自分はうまくいっているんですみたいなの。
仕事に本気な人ほど、公私混同はしないと思う。
自信がある人ほど、そういうこと言わないと思う。
僕が妻と仲良いのはただそこに愛があるからであり、それ以外はなんの意味づけも必要ない。
愛があればなんもいらない。
愛がないから具体的な手段が必要になる。
お互いを愛で満たす方法なんて、たぶんわからない。
僕もわからない。
だから、探っていくことが必要で、それを手伝うのが僕の役割で仕事。
一緒に探って、これかもしれないものを発見して、あとは育てていく。
それしかできないはず。
今ある木を装飾するのではなくて、土を耕し種を植えて、じっくりと芽を育てる。
僕はどこでどんな種を植えたいのか、探るしかできない。
そのあとは、自分でやっていくしかない。
「そういうことにしておかないとね」
そんな風に言ってくる時点で、その人は本当の愛を知らないかわいそうな人なのだと感じる。
そこに何もない、でも確かに何かある。
ジブリ映画「となりのトトロ」に出てくる大木のような、ただそこにそびえる存在。
そんな夫婦が、愛で満たされているということなのではと思っている。
あるようで、ない。
ないようで、ある。
その感覚がわからない人は、一生愛を知らずに死んでいくのだろう。
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