No. 18 贈る言葉2:入園する皆さんへ(第44回のぞみ幼稚園入園式「お祝いの言葉」より)

 
 うれしい、うれしい春がやってきました。
今日は、その春の中でも特別にうれしい日、入園式です。
 
皆さん、ご入園おめでとうございます!
今日から皆さんは、「のぞみ幼稚園の子ども」、「のぞみっこ」になりました。
 どのお友だちも、ワクワク、ドキドキしていることと思います。
 
「のぞみっこ」になったら、お友だちを沢山作って下さい。
そして、お友だちとたくさん楽しく遊んでください。
お友だちをたくさん作って、たくさん楽しく遊ぶこと。
それが「のぞみっこ」です。
 
お友だちをたくさん作るには、まず、お返事や挨拶がきちんと出来ることが大切です。
ですから皆さん、お返事名人、挨拶名人になって下さい。
 
たくさんお友だちを作るために、もう一つ大切なことがあります。
それは、「ありがとう」と「ごめんなさい」をきちんと言えることです。
自分が「嬉しい気持ち」になることを、お友だちがしてくれたら、「ありがとう」と言いましょう。
逆に、お友だちが「悲しい気持ち」になることを言ったり、してしまったら、「ごめんなさい」を素直に言える人になってください。
 
「お友だちを沢山作る」ために
元気に挨拶とお返事が出来ること、
「ありがとう」と「ごめんなさい」を素直に言えること、
この二つが出来るようになるように、先生たちみんなが応援しています。
 
それでは「のぞみっこ」の皆さん、明日から元気に幼稚園に来て下さい。
楽しみに待っています。
 
(これから少し、お家の人にお話をします。)
 
保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。
 
お子様の今日の姿を目にし、「本当に大きくなったなぁ~」と、感慨もひとしおのことと思います。
 
先ほど、皆様のお子様に申し上げましたこと、
大人の言葉で言えば、「多くの友人と助け合いながら、様々なことに挑戦出来ること」、
そして、そのために、「思いやり」と「誠実さ」を持つ人になること、
そうした「人」を育むことが、当園の目標です。
 
さらに当園は、国際バカロレア候補園として、言葉や文化の異なる人々にも、同様の「思いやり」と「誠実さ」を持ち、
共に助け合っていける人物を育てていきたいと思っています。
それが国際バカロレアの目標である「国際的な視野を持つ人材の育成」の意味です。
 
そのためにまず今年度から、語学教育を大幅に拡充します。
そこには、英語のみならず、日本語や日本文化の学びも含みます。
母国の言語や文化の素晴らしさを知ってこそ初めて、他国の文化も尊重出来るからです。
 
またこれからの「のぞみ」は、「健全な心と体の育成」のために、体育教育と芸術教育に、一層力を入れていきます。
体育教育には、ジョイ・アスリート・クラブが協力してくれます。
また、芸術教育には、「アトリエぱお」が力を貸してくれます。
こうして、これからの「のぞみ」は、優れたパートナーとともに、より良い保育・教育を目指していきます。
 
そんな中でも、最も大切で、最も頼れるパートナーが、ここにいらっしゃる保護者の皆様です。
皆様とともに、何でも相談し合い、力を合わせながら、園と家庭の両方から、お子様の成長をしっかりと支えていきたいと思っております。
 
以上、これからのお子様の笑顔いっぱいの幼稚園生活と、健やかな成長を心から願い、私のお祝いの言葉とさせていただきます。
 本日は、誠におめでとうございました。 
 
令和 五 年四月一一日
学校法人 信愛学園 のぞみ幼稚 園長  遠藤克彦


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