書評1。武器として書く技術を身に着けよう

今回のテーマはInfraライティング講座で出された課題図書、

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』(著者古川史健氏)の書評だ。


レポート、読書感想文、メール、企画書、など、

日常生活において”書くこと”は切り離せない。

さらに、LINEやTwitterでのコミュニケーションが一般的になり、

1日に文章を綴らない日の方が少ないのではないだろうか?

しかし、話の論点がわからなくなったり、

書きたいことがあるのに書けなくなったりする人も多いはずだ。

そんな方にはぜひこの本を勧めたい。


書く事をやめて”翻訳”するのである。

頭の中にあるのは漠然とした”感じ”なのである、とも述べている。

これを読んだ時、ベテランの書き手でも同じなのだと、どこかホッとした。

文章の定義から、構成、推敲に至るまで、

初心者にもわかりやすく、実例を交えた解説はとてもタメになった。

4講に分かれており、各講の最後に要約付きの至れり尽くせりの構成になっている。


その中でも、特に印象に残ったのはこれだ。

伝わる文章は”オレンジジュース”

読者に自分の意図を伝える為に大切なことは、

”引き算”の発想だった。

あれもこれも、と詰め込みたくなる気持ちをグッと抑えて、

何を書かないかを決める。

頭ではわかっていても実践するとなると難しいのではないだろうか。


この本を読み終えた私は、成長のために今日も文章を書く。

著者の古賀史健氏も本書の最後にはこう述べている。

読むのもいいが、とにかく書こう。


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