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【親へのカミングアウト】 反応はどうだった?

母:
なんとなく、そんな感じはしていた
こうすけはこうすけ。
幸せに暮らしてさえいればいい。

父:
・・・・・・・
(無言で絶望の圧)

自分がゲイだとカミングアウトした時の
両親の反応です。
父の方、絶望的な感じで書きましたが
今では理解していて
普通に接していますのでご安心を

両親へのカミングアウトは
一段とハードルが高い
仲のいい友達や兄弟には
カミングアウトしてるけど
親へはまだしていない…
って当事者けっこういる。

そんな中、僕が親に
カミングアウトしようと決めた理由
実際に伝えてからどうだったのか
それを記述していきます


【 親へのカミングアウトを決めた理由 】

・親が亡くなった時絶対後悔すると思った

一番の理由はコレです。
母が35歳、父が40歳の時に僕が生まれた。
だから僕と両親は歳がだいぶ離れている
おまけにお互い高知のド田舎で暮らしてきた身で

男は結婚して子供を授かってからが
一人前の人として認められる

という考えを持っていた。幸い

「彼女はまだできんの?」
「結婚は?」
「早く孫の顔が見たい」
などの恋愛話や結婚の圧はかけてこなかったものの

両親が死ぬまでカミングアウトしないということは

本当の自分を出さないまま両親を騙し続けること

だと思ったからです。
そして話すなら
もっとも年齢が若い”今”だと。
7年前の5月、両親へのカミングアウトを
決意しました。

【 カミングアウトの結果… 】

冒頭にも書いたように
母はすんなり受け入れてくれましたが
父がすごかった…
以下けっこう重くなります

「結婚も無理なんか?」
「孫の顔を見ることもできんのか?」
「お前がそういうことなのは分かった
   けど理解はしたくない」
「これから俺は何を楽しみに生きていけばええんや…」
「気持ち悪い…」
「ちょっと今はお前のそばにいたくない」

書いてて当時の空気感を思い出すなぁ
いやぁ…お通夜とか軽く通りすぎるくらいの
おっっっっもたい空気でしたよ

もうこの世の終わりですか?
ってくらい

たぶんあれ以上に重い空気を
味わうことは今後ないだろうな

母はまだしも、
父の方は一筋縄ではいかないだろう…
そうある程度予想はしてたものの
さすがにこれには精神かなり病みました

当時僕は実家からは離れたところで
一人暮らしをしており
カミングアウトはGWに帰省した時に
行ったんですが
父の拒絶反応に耐えられなくて
翌日、僕は父から逃げるように
実家を出てアパートへと戻りました。

アパートへと戻り
病みきった精神に何もやる気が起きず
べットに横たわっていると
スマホに父から着信が…

恐る恐る電話をとると
電話口の向こうで父号泣

「ごめんな…お前をそんなふうに
    生んでしまったのは俺らのせいだ…」

え…?いや違うんだが…?

「いやいや病気とか遺伝子がどうとか
    そういうんじゃないから」
「科学的にも証明されてるから」

と必死で説明。
その言葉に少し安心したかのように
落ち着きを取り戻す父

僕:「最初はびっくりして理解したくない   
気持ちも分かる。ゆっくりでいいから…」

父:「うん…分かった」

そう答える父は冷静さを少し
取り戻したかのようで少し安心しました。

【 時間が解決してくれる 】

父の反応はそれはまぁ悲惨でした
あんなに取り乱した父を初めて見たし
電話の後すぐに仲直り成功
となるわけもなく…
双方しばらく病みました
けど冒頭に書いたように
今では理解してくれているし
普通に接しています。

親が子を大切に思っているなら
時間が解決してくれます

ちゃんと説明して
しばらく時間をおいて
それでも、あなたを拒絶するようであれば
その程度の関係ということで諦めて
自分の人生を生きましょ

当時同じくゲイのフォロワーさんが
母親にカミングアウトした
エピソードがあるので書きますね。

母親にカミングアウトしたところ
「気持ち悪い!」と拒絶され
家出して「やばい辛すぎる…」
とつぶやいていていたのに

2〜3数年後
母が「息子がゲイで文句あるか!?」と
親族に怒ってくれて嬉しかった!
とつぶやいていたのです

すげぇ…
うちはそこまではいかないな…笑


:追記

カミングアウトアドバイス的な
記事を他に書いてるので気になる方は
こちらからどうぞ




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