『営業ナシでクリエイティブな仕事でごはんを食べる方法』(2018年3月高知講演)
このnoteは、2018年3月10日、高知県嶺北の「シェアハウスわんく」にて講演した内容になります。
テーマは『営業ナシでクリエイティブな仕事でごはんを食べる方法』。
・どうやってプロの音楽家になったか
・仕事の内訳
・仕事がどこからきているのか、データ付きで解説
・仕事のタネをまくということ
などを話しました。会場に来た方はほぼ音楽家ではなかったので、音楽家以外でも参考にできるよう、かつ、音楽家の仕事の内容を伝える。ということにしました。
自己紹介
まずは自己紹介から。
僕は作曲家、編曲家です。
仕事の内容としては、ゲーム、映像作品、アトラクションの音楽、TVやWebのCM、ドラマや舞台などの演技の後ろで流れる、いわゆる劇伴といわれる音楽、最近はYoutuberの方の専用の音楽や、あとは、音楽素材を登録して販売する、ストックミュージックというものなどを制作をしています。
他の音楽家と比べると仕事の幅は広めだと思います 。
■仕事場はこんな感じ
今、ほとんどの仕事を自宅でやっています。やり取りは全部オンラインです。なので通勤などはありません。
たまにスタジオに行ったり、打ち合わせしたりということがあるくらいです。
そして、営業らしい営業というのはしていません。
直接会社に出向いたり、電話やメールをしたり、人に会いに行ったり。そういった昔ながらの営業、というのはしてないです。
今回は「営業ナシでクリエイティブな仕事でごはんを食べる方法」というテーマで、僕が実際にどうやっているのかというところを見せながら、掘り下げていきます 。
どうやってプロになったか
その前に、どうやってプロになったか、というの少しだけお話しします。
あまり昔話は好きじゃないのでサクッと行きます。
まず、最初は中学3年の頃からギターをはじめて、ざっくり、なんとなくプロになりたいなーと思って、ふつうの会社に入って、そのあと音楽の専門学校に行って、
大体、23歳頃からちょこちょことオンラインで仕事をしていったんですけど、そこからはあまり鳴かず飛ばずと言うか、 成果がそこまで出ませんでした。
大きな転機になったのは、2010年に iPhone とツイッターとブログをはじめたことですね。
その三つを手に入れたことで、人生が変わるなと確信しました。
インターネットっていうのは僕の世界だなと。
僕は、喋るのが得意ではないので。今日も原稿をきっちり書いてきてますけど。
人との交流っていうのもあんまり興味もないし、基本やりたくないことなんですよね。
SNSによって、これからそういったことをやらなくてよくなるんじゃないかと思いました。
イケダハヤトさんなどのブロガーもどんどん出てきていたので、影響されてブログの書き方や、音楽のコンテンツとしての扱い方を変えていきました。
インバウンドとかコンテンツマーケティングとかの言葉が出てきたのもその辺りですかね。それも取り入れていきました。
そうして、音楽と文章だけで食えるようになったのは2014年からですね。今年の4月で5年目です。
認知されているものと違うルールや、違う道を探す
僕がプロになる直前にやろうとしてきたのは、大きな流れと違うルールや、違う道を通るっていうことなんですよね 。
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