野球少年の長男が毎日の朝練で得たもの⚾️

小6の長男が市内の各少年野球チームから数名選ばれ、構成されている選抜チームに選ばれました。
コロナ 禍の中でしたが、公式戦もなんとか行われました。
市内から選ばれた選手だけのことはあり、みんな上手です。
長男は自チームではショートをやっていますが、選抜チームでは、ショートだけではなく、ほかの内野も全てメンバーが固定され、全く出番がありませんでした。
試合の応援に行っても他の子が代打として出してもらっている中、長男はずっとベンチを温め続けました。
正直チームが勝利しても感情移入することが出来ませんでした。

長男も悔しかったと思いましたが、ベンチから応援しているだけの長男をみるのが辛かったです。

長男は元々真面目な性格で、毎日朝練をしていました。
私は長男に今と同じことをしていても、現状は変わらない、せっかく選抜チームに選ばれたのに出れないまま終わるのかどうかは自分次第、
闇雲に頑張るんじゃなくて、自分に何が足りないのかよく考えて練習しないと、と声をかけました。

努力には正しい努力とそうでない努力があり、何の考えもなく闇雲に努力したとしても、結果が出ないか遠回りだと思います。
コロナ 禍でほとんどの公式戦が中止になり、試合数が限られている中、遠回りしている暇は長男にはありません。

長男が私の言葉を聞いて何か感じたのか、分かりませんが、就寝時間を早め、さらに早起きをするようになりました。
練習時間も倍になりました。
長男がどんな練習をしていたかまではわかりませんが、今のままではダメなんだとは感じたようです。

そして公式戦があり、いつものように、また出れないんだろうなという重い気持ちを抱えて応援にいきました。
するとグラウンドで、セカンドに向かう長男の姿が見えました。
最後の最後でスタメンで起用してもらえました。
私も本当に嬉しくて胸がじーんとしました。

長男が果たして正しい努力をした結果、このような結果になったのかどうかは分かりません。
本当は、ずっと出れない長男を思って監督が出してくれたのかもしれません。
真実は分かりませんが、ここで起用されたということは長男の今後の野球人生において、とても意味のあることだと思いました。

最後の最後のスタメン起用について、長男は毎朝、朝練をしてきて、ついに努力が実を結んだと感じたのではないでしょうか。
毎朝練習しても、最後まで試合に出ることなく終わってしまっていたら、こんなに練習してもやっぱり自分はみんなに追いつくことが出来なかったと感じたかもしれません。

毎日努力することの大切さをどんなに口で説いたところで、今回のような体験をしたことには到底及ばないと思います。
野球を通して、人生において大切なことを身をもって教えてもらっているなぁと感じました。

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