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かわいいの中に毒を持て

こんにちは、このブログを見てわかるように私はかわいいものが大大大好きです!!

日本だけでなく世界各国のかわいい雑貨やおもちゃを毎月買っては集めるぐらいにかわいいものが大好きなんですよね。
世界中のかわいいものを見ていくうちに思ったんですよね。
「日本の”かわいい”には毒があると」

皆さんは増田セバスチャンをご存じでしょうか?
きゃりーぱみゅぱみゅのMVなどの美術を担当して世界的に有名になった方です。
彼が出版した「世界にひとつだけのカワイイの作り方」にこんな文章が載っています。

「カワイイ」もまた、そもそも「異物感」や「狂気」といった要素が溶け込んで初めて成立するもの、と言う思いが強くあります。
(中略)
つまるところ、「カワイイ」を巡る派手ではなやかな色づかいは、権威づけられたもの、秩序立ったもの、お行儀よく整えられたものに対するアンチテーゼ…そういったものがミキサーでごちゃまぜにかき回されたような状態で、目に映っているものなのです。

”「カワイイ」は表と裏があって初めて成立する”より

つまり、彼が考える”かわいい”には単純に癒される・笑顔になるだけでなくそこにネガティブな要素を含んでいると
いう事です。
2年前に図書館で借りたときピンと来なかったのですが岡本太郎の「自分の中に毒を持て」を
読んでからはわかったんですよね。
自分を表現するには鋭いナイフのようなネガティブ要素が必要だと。
そんなことを考えながらサンリオやサンエックスのキャラクターたちを見ていると何となくただかわいいだけではない
闇をルックスから見て取れるんですよね。
例えば、皆さんご存じ”マイメロディ”彼女はただかわいいうさぎの女の子ですが、生まれたのがおおかみの腹の中という
設定があります。そしてアニメではクロミちゃんのばんそうこうを何度も張りなおしてあげたりするダークな一面を持っています。

アニメのマイメロさん

そんな裏情報を知るとマイメロもただのかわいいウサギの女の子ではなくどこかダークな女の子に見えてきます。

こちらはどうでしょうか?すみっコぐらしのキャラクターたちはただゆるいだけではなく「食べられないで残される」とんかつ
「寒いのが苦手な」しろくまなどネガティブな要素が詰まっているではないですか!



この様に、日本のキャラクターってネガティブもチャームポイントにしているぐらいに毒を持っているのが特徴だと思います。

逆にヨーロッパのキャラクターってみんな陽キャなんですよね。ポジティブに接してくれるしみんな笑顔でニコニコ。
そこがヨーロッパのいいところだと思いますが、やはり奥深さがあるのは日本のキャラクターたち。
でもムーミンの様な例外もあるけど、やっぱりヨーロッパのキャラクターたちって裏表がない素直な子が多いです。
この雑誌の表紙のくまさんも性格よさそうだし。

今、考えているオリキャラの単眼のおじさんはまさに「毒を持ったかわいいキャラクター」として考えました。
不摂生なおじさん+一つ目小僧という組み合わせは毒を持つかわいいキャラクターではないでしょうか?



今、バズっているキャラクターたちもネガティブで闇のあるキャラが多いですしこれが日本のキャラクター達の美点であり魅力
だと思います。


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