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なりたい私になるための装い

私たちは毎日何かしら装っている。

私ならば、クライアント先へ訪問する時や初対面の方にお会いする時、また、普段やり取りの少ない会社の別部署や滅多にお目にかかれないお偉いさんと接する時にも装いレベルがMAXになるし、接客をしている時も装いレベルはそれなりに高い。

同僚にはだんだんと自分が漏れてしまっているところもあるが、それでも「社会人」として、また、「ビジネスマン」や「大人の女性」として、それなりに装っている。

ここでいう装いとは、自我は一旦置いといて、常識とかモラル、好印象であろう身だしなみや言葉遣い、目配りや気配り、そういったものたちで自分を仕立てあげた社会人としての装いのことである。

装いにもレベルがある。

休日、家でひとりごろごろしてる時の私は完全にオフモードで、装いレベルはゼロ。着替えたり洗顔をしたりするだけでなんだかもうえらいのである。

一方、会社に行く日の私は、早起きして軽く運動をし、お気に入りの音楽を流して自分を心地よくしつつ、お弁当を作りながらシートマスクでスキンケアをして、髪型を整え、お気に入りのアイテムでメイクをし、ビジネスカジュアルな服装に身を包んで家を出る。

出社したら、目に入った方々に挨拶をする。誰かに話しかけられたら基本笑顔で対応。言葉遣いは誰であっても丁寧に。気の知れた相手なら少々砕けることもあるが、それでも装いレベルは中の上〜上の下あたりはいっていると思う。

これはどんな自分でありたいか、という思いが関係しているのだけど、私はわざわざ自分から印象を下げにいく必要はないと思っているし、相手に不快に思われなければそれでいい。できれば「あの人いつも感じがいいよね」とか「ちゃんとしてるよね」と思わたい。これは言い換えると、挨拶や身だしなみや言葉遣いといった「自分がちょっと意識すれば出来ること」で注意をされたり、陰口を言われたりしたくないということでもある。

普段フラットな目線と態度の上司が、「挨拶を返さんのよね、Aくんは」とこぼしていたのを聞いた。このAくんは、中途入社してそろそろ半年になろうかというところだが、自ら挨拶をすることは少なく、また、挨拶をしても「聞こえなかったのかな?」という感じなので、私もあまり気にしてなかった。だが、そういった態度は見られていて、人によっては気にかかって内側にもやもやを積もらせてるものなのかもしれない。こういう話が耳に入ると、私はなんだか「もったいない」と思ってしまうのだ。挨拶するくらいで印象がいいなら、しておくに越したことはないと思うからだ。

この辺りはそれぞれの価値観もあるのかもしれない。実際、以前働いていた職場で「お客さまにはちゃんとするけど、同じ会社の人間に気を遣う必要はないし、別に愛想を良くもしたくない」と言う人がいた。そんなものなのか、とその時は思ったのだけど、私は物事が円滑に進む方がいいし、できるだけ穏やかに平和に暮らしたいので、そこそこ愛想の良い人を装っている。というか、それがデフォルトになっている。

こんな私に対して、「あの人は気に入られようとしている」「誰にでも神対応だよね(笑)」という声が耳に入ってきたことがある。直接言われたこともある。当時はちょっと傷ついたりもしたけれど、今では「それの何がいけないの?」といった感じである。別に誰それに取り入ろうとしているわけじゃなく普通にコミュニケーションを取っているだけだし、神対応上等じゃないか。私の人生に責任を取ってくれるわけでもないのに、外からぽんぽんモノを言ってくる人、あれってなんなのでしょうね。本当になんなのでしょう。放っておくに限る。……と、一瞬で巡らせて気持ちがリセットされるようになったので、本来ビビりな私も多少は強度が上がってきたのかもしれない。それに、私は自分から見て「今の私はあんま好きじゃなかったな〜」みたいな私にはあまりなりたくないのだ。

こんな感じで日頃から装っている私だが、自分なりのこだわりや意識していることがあるとすれば、それは言葉選びだ。

強い言葉やカジュアルすぎる言葉、ネガティブな言葉、品のない言葉は選ばないし、目にもあまり入れないようにしている。完璧にはできないけれど、それでも使わないように心がけている。

これは自分が言葉に触れることが好きで、その中でも取り分け美しい文章や、偉人の名言と言われるものが好きなことにも起因していると思う。強い言葉は柔らかく、ネガティブな言葉は前向きな言葉に言い換える、というのが癖づいている。普段使う言葉は、自分を形成する一部だと思っている。言霊だってあると思っている。ならば、自分にとって好ましく、人にとってもそれなりに綺麗で伝わりやすい言葉を使いたい。言い換えるには語彙力が必要なので、普段から活字を目にする機会があるといい。そんなわけで、本やネットの記事を目にするようにしている(もちろん内容は取捨選択して)。

私は分別がそれなりにある人や職場や環境の方が生きやすい人間らしいので、そういう場所に今は身を置いている。そして自分も分別のある人でありたいので、それらしく装っている。ここまで長々と書いてきたが、シンプルに一言で表すならば、「人にされて嫌なことはしない」ということだ。あとは、自分がこうありたいと思う自分でいること。それだけだ。

日頃の反動なのか、休日はできるだけ自分のスイッチをオフにしておきたい。自分を労るといえばいいのだろうか。平日にそれなりに頑張って社会人をやっているのだから、休日はとことんだらけたい。人に会うとそこそこ装ってしまうタチなので、会うのはたまにでいい。ひとりの時間サイコー!!

そんなわけで、今この記事は布団の中で書いている。せっかくアラームをオフにしていたのに早起きしてしまったので、今の頭の中身をそのまま文章に落とし込んでみた。生きてるといろいろな考えや学びや気づきやこだわりがあるよね……

今日は久しぶりに晴れたので洗濯機をガンガン回す予定だ。そうそう、午前中に化粧品とサンダルが届くのだった。化粧品はトライアルを使ってみて使用感が気に入ったオルビスユー。容器もシンプルでお気に入り。サンダルは一目惚れしたNIKEのエアマックスココのベージュ。ロングスカートやワンピースに合わせたい。どちらも心がウキウキするものたち。

さて、そろそろ布団から出て動きますか。

みなさま、今日も良い一日を!

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