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よく眠るためのひと手間は楽しい

最近驚くほど健やかな生活を送っている。

生活のペースが乱れてきたと感じたら、なんだかいろんなことに疲れてしまったら、家のことは後回しにして兎にも角にも早めに寝るようにした。

よく眠るための知恵が詰められた本を読む機会があったのだが、その本に「寝るときはパジャマに着替える」と書かれてあった。ルームウェアではなく、寝る時に着るためだけの、専用のパジャマ。そういえばここ十年くらい、いやもっとかもしれない、ちゃんとしたパジャマで寝ていないことに気がついた。だいたいいつもルームウェア(スウェットの上下、もしくはワンピース)で寝ていた。それに対してなんの疑問も持たなかったしこれといって不便を感じたこともなかった。

私は以前、睡眠障害になったことがある。その時は寝つきも悪いし眠りも浅く、起きたら起きたで疲れが残っていて、体中がなんだか痛いし、気分も冴えなかった。新しい朝が来ても常に気分はどんよりで、毎日が鬱々としていた。逆によく眠れた時は気分もシャキッとしていて、朝から軽くストレッチやヨガをして、お弁当を作って、メイクや髪の毛のセットを楽しむ余裕さえあった。よく眠れると身体も心もお肌だってコンディションがいい。それが常ならどんなにいいだろう。

そして私は睡眠の質がよくなるなら……と思い、無印良品でパジャマを買ってみた。ガーゼ生地のチェック柄のパジャマだ。睡眠の質についてはまだ検証中だが、朝までぐっすりと眠れるようになったのでおそらく良くなっているのではないだろうか。それに、動きづらさが改善された。ルームウェアで寝ている時に動きづらいと認識したことすらなかったのだが、パジャマは軽くて動きやすいことを知った。部屋着からパジャマに着替えるという手間がひとつ増えたけれど、「これから眠るぞ」という睡眠モードに頭が切り替わるのはいいことだと思っている。

あとは、眠る前のカモミールティー。これは気が向いたら取り入れてきた習慣なのだけど、最近はそこにレモン白湯も加わった。レモン白湯といえば私の中では朝の飲み物で、起きぬけにレモン白湯を一杯飲むのは特にダイエット時の常ではあったのだが、眠る前にもいいらしい。疲れが取れやすくなるのだそうだ。

数日前にレモンをいただいたので、ちょうどレモンのはちみつ漬けを作ったところだった。寒い日が続いているので、気分によってカモミールティー、レモン白湯、はちみつレモン白湯と変えて飲むようにした。身体がぽかぽか温まって水分も摂れていい感じ。乾燥は美容の大敵なので、外側はとにかく化粧水やクリームやオイルで保湿しまくり、内側は意識して水分を摂るように過ごし潤す。そういう意味でもとても良き◎

よく眠るためのひと手間といえば、無印良品のおやすみブレンドのミストもお気に入り。寝具にシュッとひと吹きするだけなのも手軽でいい。もう少し手間をかけられらる時は、アロマスチームの出番。部屋中がいい香りに包まれる中で眠りに落ちる。これは小さな幸せを感じられるのでおすすめ。

そんなこんなで眠りが深くなってきた私は、早い時は22時には就寝し、ぐっすり眠って早朝に目覚め、空が白んでいく様子を眺めながらのんびりと朝の時間を過ごしている。私は美容やメイクが好きなので、朝から丁寧にスキンケアやメイクができるとそれだけで気分がいい。

そうそう、朝にスカルプブラシやパドルブラシで頭皮のマッサージをすると、フェイスラインがすっきりするのでぜひやってみてほしい。私は右側半分をマッサージして、何もしていない左側とのビフォーアフターを見てその違いに驚いてからというもの、なるべくやるようにした。むくみと重力に抗いたい女心である。

自分のコンディションがいいと、物事への見方や感じ方も変わってくる。みずみずしい感覚が呼び覚まされる気がする。ちょっとしたことに新鮮な驚きや喜びを感じることができる。これって、実は大切なことなんじゃないだろうか。

そんなわけで、私は今夜もよく眠るためのひと手間を楽しむ。

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