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はじめて書体をデザインして分かったこと

ショねこです。普段はロゴデザインを手掛けてます(=ω=
3ヶ月ほど、のんびりと制作していた欧文書体Soso Serifがひと通り完成したので、感想をつらつらと書きます。


新しい文字を発明するのってムズかしい!

文字を作るなら、まず文字の書き方から学ぼう!ということで、カリグラフィーペンを買ってみました。

実際に書いてみてわかったのは、

線を書くのには制限がある!

ということ。たとえば右利きなら「下から左上に突き出す」方向にペンを運べない。紙に引っかかるし、手への負担が大きい。なので「S」は1画ではなく3画なんですねえ。ペンで書くときは意識もしてなかった...。
といった具合に、紙とカリグラフィーペンを使うのを条件とすると、新しい文字の発明はけっこう難しいんだなぁって知りました。



ルールは適度につくって余裕をもたせる

文字をつくるとき、共通するパーツはできる限り繰り返し使うのですが、アルファベット52文字、そう簡単にはいかないもので、

たとえばb,p,d,qであれば、真ん中の空白のまるの形はほとんど一緒ですが、
書き順が違うので線の幅に違いがあらわれます。
b,pのように右から左下におろすときはゆるやかで、いっぽうd,qのように下から右上にあがるときはチカラが抜けて紙からペンが離れます。
なるほど、人間工学を勉強したくなりますねっ。



Soso Serifのコンセプトと考えていたこと

スタバのスタッフって綺麗だなぁ...姿勢いいなぁ...ハキハキしてるなぁ...。そんな様子を表す言葉ってないかと探したとき、「楚々」という言葉に出会いました。意味は「清らかで美しいさま。多く若い女性についていう」となんとピッタリな言葉なのだろう!

より美しい、気持ちいい、触りたくなる曲線を研究するべく、たくさんの下着ブランドを渡り歩いてはモデルの写真を凝視(ಠωಠ)ウヘヘ
ぼくにとって理想的なフォルムになりました!



ぜひ使ってください!

書体はつかわれるほど嬉しいもので、それを見られるのを生きがいにしてます...!NYAGOTwitterでの質問・コメントもお待ちしております!

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