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ことわざ・慣用句・故事成語・四字熟語はどのように違うのか?

はじめに
私達の日常の会話や文章には「ことわざ」・「慣用句」・「四字熟語」・「故事成語」などが数多く使われています。皆さんはこれらの文句の違いや意味を理解されているでしょうか?ここで言う理解の定義を仮に「意味や違いを他人に説明できる状態」とすると皆さんは他人に説明できるでしょうか?もし、少しでも不安に思う方が居るのであればこの記事に目を通して頂けると幸いです。これらの文句を理解するメリットは主に2つあると考えています。1つ目は、頭の良さや学歴ではなく教養のある人間だと他人に感じてもらえます。「ことわざ」や「慣用句」を会得し、時や所に合わせて上手に使われると日本語の表現が豊かになるからです。2つ目は、何か決断を下す際や事象を理解する際の道標となります。これらの文句は多くが先人達の人生における教訓やアドバイスを短い言葉や文章で表現されています。そのため、自分の人生で同じような場面に遭遇した際は、後悔のない選択やある一定の事象を解釈する際に手助けをしてくれます。他にも知っておいて損はないという理由を大前提に数多くのメリットが存在していると思いますが、まずは、この記事を通してそれぞれの違いを理解して頂けると幸いです。この記事はそれぞれの文句の違いを説明し、体系的に理解して頂く最初の一歩となります。各文句ごとに例えを交えて紹介していますのでご一読ください。

ことわざ
ことわざは昔から伝わる教訓やアドバイスを含んだ短い文章で、人生の知恵や教えを表しています。例えば、「犬も歩けば棒にあたる」や「海老で鯛を釣る」などがことわざにあたります。

慣用句
慣用句とは、二語以上が結合して固定的な意味を持つ表現のことです。例えば、「道草を食う」や「耳にたこができる」などが慣用句にあたります。これらは、文字通りの意味ではなく、特定の文化や言語圏で一般的に用いられる比喩的な意味を持ちます。

故事成語
故事成語は、昔の出来事や故事に由来する言葉で、漢字四文字に限らず、短いものから長いものまで様々あります。例えば、「呉越同舟」や「画竜点睛」は故事成語であり、同時に四字熟語でもあります。故事成語は、多くが中国の故事をもとにした言葉です。

四字熟語
四字熟語は、漢字4文字で構成される熟語で、何らかの意味を持つものです。例えば、「一期一会」や「以心伝心」などが四字熟語にあたります。これらは、故事に由来しないものも含まれます。

最後に
今回はそれぞれの文句の違いを理解して頂きたく記事を書きましたが、この記事はあくまでそれぞれの違いを体系的に理解して頂くものです。今回ご一読いただき、少しでもこれらの文句への興味を持っていただけたのなら大変嬉しく思います。今後は、各文句毎によく目や耳にするものから例文を交えて紹介していき、皆さんが日常生活の中で理解や活用できるよう更新していければと思います。


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