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バラク・オバマ再当選の裏に隠された「行動経済学」


アメリカ元大統領のバラク・オバマ。
黒人初の大統領という事で、アメリカ全土を超えて世界に衝撃を与えました。
最初の当選は、若きリーダー・黒人初の大統領というインパクトもあり当選に繋がりましたが、再当選となると話は変わります。
国を率いる手法を見られた後では、必ずそれに反対する人が生まれますからね。
この激戦を勝ち抜くために、オバマ陣営は行動経済学の第一人者でデータサイエンティストでもある「デビット・W・ニッカーソン」を選挙対策チームに召集。行動経済学を使って票を集める作戦に出ました。



オバマは民主党ですから、支持者は主に「リベラル」の層です。
そして、この選挙で鍵になるのは浮動票でした。浮動票というのは、「行く気はあるけど行けなかった。行かなかった」という1票にならない票のことです。
_________________________コラム___________
政治は主に『保守派』と『リベラル派』に分かれます。
辞書を引くと、
【保守】旧来の風習・伝統を重んじ、それを保存しようとすること。
【リベラル】個人の自由、個性を重んずるさま。自由主義的。
とあります。

アメリカでは民主党が「リベラル」。共和党が「保守」とされています。
#されています
www3.nhk.or.jp
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そこでオバマ陣営はデータサイエンスを用い、リベラル派の多くいる州を見つけ出し赴きました。そこで行動経済学を用いて浮動票を集めたという訳です。
ここでは、たったの3つ質問をするという事を行いました。質問をするだけというのがポイントです。
①選挙の日、どこで投票しますか?
➁何時に投票しますか?
③直前にはどんな予定がありますか?

これらの質問をすることで、当日の投票する姿をイメージさせたという事です。
その結果人々の「行かない理由」を排除し、浮動票を自分たちへの投票に繋げました。
結果はご存じの通り、オバマは再当選しました。この結果の裏には行動経済学が使われていたというのは、知る人は知る有名な話だそうです。
#僕も知ったばかり

こんなところにも行動経済学が使われていたのかというのは驚きですね。
僕の本業の空間創りにも100%生きてきそうです。
貴方の仕事にも。

それでは、良い再当選ライフを!
#行動経済学 #空間心理学 #バラクオバマ #リベラル #保守
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参考文献
今さら聞けない保守派とリベラル派ってなぁに? | 株式会社stak
今さら聞けない?! 「保守」「リベラル」ってなんだ? | 就活ニュースペーパーby朝日新聞 - 就職サイト あさがくナビ
憲法を変えない共産は「保守」? 世代で異なる文脈、対立軸はどこへ:朝日新聞デジタル

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