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マンガ・Webtoon読書備忘録01 『ONE PIECE』(粗編集版)

自分のマンガ・Webtoon作品の読書量が増えてきたということで、せっかくなので、読書備忘録的なものを、これから残していきます。

詳しい宣言については、前回のnoteをご覧ください。
https://note.com/koheiueda/n/n6877bd16a8b2

なるべくカジュアルな感じで、マンガ・Webtoon作品の感想やメモを書き溜めていきます。

今回取り扱う作品は、週刊少年ジャンプで連載中の『ONE PIECE』です。

私の場合、当作品の読書歴としては、途中で読むのをやめてしまって、キャンペーンか何かをきっかけで、また1巻から読み直すということを、過去繰り返していました。

AmazonのKindle購入履歴を見ると、46巻までで止まっていました。

今回、集英社総合電子書籍店「ゼブラック」のキャンペーンで、92巻まで無料大開放!とあり、最新話に追いつける施策が打たれていました。

この機会にあらためて、『ONE PIECE』を1巻から読み直してみようと思いました。

作品タイトル 『ONE PIECE』


①ログライン

“海賊王”になることを目指す麦わら帽子を被った青年ルフィが、伝説の海賊王が残した、一つなぎの大秘宝“ONE PIECE(ワンピース)”を手に入れるため、仲間と共に航海する冒険ファンタジー物語。
(ログライン長いので、後でもう少し削る予定)

ワン-ピース【one-piece】
1 上着とスカートとが一続きになった女性・子供服。→ツーピース
2 全体が一つの部分でできているもの。

goo辞書

②企画概要
・ジャンル 
冒険ファンタジー、友情、仲間、異能力バトル

・特徴 
西洋海賊(バイキング)がモチーフ

・新しさ
週刊少年ジャンプで連載がはじまったのが、1997年7月〜。
当時の日本の時代背景について調べ中。何が当時新しかったか。
(noteを書いている本人は、当時高校生でした)

③仕様
・掲載誌:週刊少年ジャンプ連載中(1997年7月22日〜2022年7月現在)
・コミックス巻数:102巻(2022年7月現在)

④作品全体の読後感(感想)
途中までしか読んでいないので、多くを語ることはできませんが、語られる範囲で書いてみます。

(話や設定、キャラクターという部分を中心に書いていきます。コマの技術的なところや演出部分については、あまりわかっていないので書きません)

以下、一部ネタバレ含みます。

■1話〜3話まで読んでみて。

主人公ルフィが、海賊の赤髪のシャンクスと出会い、彼の麦わら帽子を託される。そこから、ルフィの旅の目的が明確になり、数年後成長して航海に出る。

ルフィが“悪魔の実”を食べたことにより、カナヅチになってしまうが、ゴム人間という特殊な力を得て、彼の強みが生まれる。

普段の脳天気で明るいルフィやシャンクスだが、友達をバカにされたり友達の気持ちを踏みにじられた時は、子供にもわかる怒りの感情や正義感をストレートに露わにする。笑顔と怒りのギャップが、彼らのカッコよさを引き立てている。

このあたりのルフィやその他仲間の怒りの感情が描かれることで、毎回カタルシスを産んでいる。そして、読者としては彼らの奮起した姿に、これから何かスカッとすることをしてくれると期待してしまう。

友情や仲間を大事に、夢に向かって、冒険に出るルフィの姿は、子供から大人まで憧れと勇気を与えてくれる作品

高校生の時に読んだ時もそうだが、大人になって読んでも、泣ける。


⑤面白かったところ(よかったところ)、なぜ面白かったか?(感想)

■泳げない海賊ルフィ、弱点と強み。
悪魔の実を食べると、特殊な能力が手に入るが、代わりに泳げない体になってしまうという強みと弱点が生まれる設定は、おもしろい。

泳げない海賊だけどものすごく強い。等価交換としては釣り合いがとれている。

人間誰しも、弱点はある。

弱点を克服するために強みを活かす。

完璧すぎる人間に対して、羨望や憧れは抱くけれど、そう思っている本人は満たされることはないし、対象に対しては感情移入はしにくい。

ものすごく強いのに泳げない。
海賊なのに泳げない。
海に落ちたら溺れ死ぬ。

弱点のあるキャラであればこそ親しみが湧いてくる

■仲間集め、生まれるワクワクと期待感。
海賊王になるため、航海するためには、仲間は必要。仲間集めから旅が進んでいくのは、冒険ファンタジーのセオリーとして王道で、ワクワクする

あらかじめ、巻頭カラーや表紙で、どんな奴が仲間になりそうかは、予想はできる。

そして、仲間になる奴が、どんな職業で、どんな見た目で、どんくらい強いのかというのも、少年冒険マンガを読み進めていく上で、想像するのは楽しい。

海賊に必要な仲間とは?

悪名高い海賊狩りのロロノア・ゾロが3話で初登場するところは、待ってましたとテンションがあがる。

クセがあるけど強そうというのは魅力。どう強いのか、何が得意なのか、期待は膨らむばかりだ。

自分には持っていな強み・特技(一芸)を持っている人物たちがチームの中で互いに補い合う関係は、友情、仲間を描く上で、重要なファクターである。

ルフィは、いい奴なら仲間にしようかなと、海軍に捕縛されたロロノア・ゾロに会いにいく。

■海賊の天敵・”海軍”の存在、立場を超えた友情。
海賊の敵である”海軍”という存在を、2話で登場させるところ、そして、ルフィと対称的に描かれる弱虫なコビー少年の存在は、今後の物語に大きな役割になるなぁと思えるところがよかった。

新米海賊ルフィと海軍将校になりたいコビー。立場が違い、今後天敵になる関係値だけれど、そこに当人同士の「友情」があるところは萌る。

肩書きや地位という立場ではなく、人と人、個と個の関係値を大事にするところは、共感を覚えるし、理想としたい、ありたい姿であろう。

■ルフィとコビー、対称的な2人の共通点。
ルフィにあって、コビーにないもの、逆にコビーにあってルフィにないもの。

ルフィは、ゴム人間という異能力と持ち前の楽観的で明るい性格だけど、航海知識がない。

コビーは、ひ弱で泣き虫、悲観的で内気な性格だけど、航海知識はある。

対称的な二人が共通して持っているのは、強い夢があること。

どちらか言うと、コビーに自己投影してしまう読者の方が多いのかな。ルフィは憧れの存在だけど、一部感情移入しやすいところを併せ持つ。

■憧れのシャンクス、認められる嬉しさ。
赤髪のシャンクスが友達と認めたルフィのために、人肌脱ぐところは、かっこいい。1話で泣いた。少年マンガとして、少年読者が自己投影しやすいシーンだった。大人になっても、泣けてしまう。ドラマだ。

■ボケとツッコミ、キャラクターの愛嬌が生まれる。
ルフィがボケて、周りがツッコミを入れるシーンは、ベタだけど気持ちいい。
ルフィの能天気で明るい、物事にそこまで動じない人物像が描かれている、愛嬌がある

■能ある鷹は爪を隠す、ギャップに萌る。
強い奴が自分の感情や能力を隠すところ。赤髪シャンクスが自分たち海賊が山賊にバカにされても笑い飛ばしていた。一方、友達のルフィが山賊に傷つけられた際、シャンクスの相手に容赦しないところとの、ギャップはかっこいい

⑥違和感を感じたところ、なぜ気になったか?(感想)

■先輩と後輩
1話57ページのうち、ルフィの少年時代がほぼ9割(51ページ)描かれていたところ。

通常なら、現在の青年時代の活躍している主人公のシーンを入れて、そこからなぜ海賊王を目指すのか過去を掘り下げていく流れかなと思った。

原作者としては、ルフィと赤髪シャンクスとの出会いと約束のシーンを最初に強く描きたかったのかな、と思った。

海賊の先輩と後輩との関係性。友情。先輩への憧れ。

ちなみにアニメ版1話は、ルフィの青年時代(現在)から物語はスタート。

アニメオリジナル1話で、メインキャラの航海士ナミ、コビー、2話で登場する女海賊アルビダが登場。

2話からロロノア・ゾロが登場する展開になっていた。ルフィと赤髪シャンクスとの出会いのシーンはまだ描かれていない。

★補足
連載作品なので、話数を追うごとに、キャラクターの描かれ方は変わって、成長していると思います(コマの情報量、絵柄含めて)。

今回は、1話〜3話を読んだ感想を中心に書いているので、現在連載中の当作品で抱く印象と、もしかしたら違う可能性は多いにあるので、そこはあらかじめご了承ください。

だいぶ、絵柄やコマの情報量は、連載当初と現在と比べて、明らかに変わってますよね。こういうところは、連載マンガのおもしろい魅力の一つです。

次は、Webtoon作品の読書備忘録を残す予定です。

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上田浩平/コンテンツ編集者
サポートありがとうございます。カフェでよくnote書くことが多いので、コーヒー代に使わせてもらいますね。