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いい時間を過ごす。

普段話さない人と少人数で話をしたり、じぶんの好きなものに、あらためて触れてみると、じぶんが知らなかったことがたくさんあるなぁと感じることがありますし、そういうのを感じる時に、いい時間を過ごすことができたなぁと思います。

きのうの晩(一昨日の晩になっているかも)、昨年お世話になった方と、仕事の打ち合わせ終わりに、新宿ゴールデン街のバーで、一杯(実際は、2杯)飲んできました。

ゴールデン街で飲むのは初めてだったので、半分ワクワク、半分ドキドキの具合で、その方のオススメのお店に連れていってもらいました。「猫大丈夫ですか?」と、尋ねられて、「え、お店に猫がいるの!?」と猫好きなぼくは、テンションが少しあがりました。

お店入り口の狭い階段をあがってすぐ、こじんまりした店内の中に、いるいる猫たちが。我が物顔のように、床に、椅子に、至るところに、全部で何匹いるか把握できませんでした。

すでにいた女性客は、「かわいい」とことばを漏らして、椅子に座っていた猫を撫でていました(座っていたその黒猫は、ぼくらが帰るまで、ずっとその椅子に座っていました)。

ざっくり予算を伝えて、2人分のウィスキー(ロック)をつくってもらいました。銘柄は覚えていません。1時間に一杯ぐらいのペースで飲んでいたと思います。

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一緒に飲んでいた方と、お互いに、ゆっくりと、少し前の過去のことや、これからのことなど話しました。お互い思ったことや、個人のことを、正直に話しあえたと思いました(時々、ことばを選んだり選ばなかったり)。

話が全然尽きなくて、約2時間があっという間でした。普段どちらかと早口のぼくでしたが、その日は比較的ゆっくりな口調だったと思います。きっと相手の方が、ゆっくり考えて話す方だったからかなぁ。

そんな、ゆっくりの会話の中で、突然ひょいと、我が物顔に、白い猫が、横並びになった、ぼくらの膝の上を、歩いてきました。席の端っこにいた終点のぼくの膝の上に、座って、しばらく動きませんでした(ちなみに、2回往復してきて、1回目は、お尻から、謎の臭いを発していました)

その猫の尻尾を見ると、シマシマ。爪をズボンに食い込ませてきて、「ワタシは、ここから離れませんよ(オスかメスか分からないけど)」と断固として譲らない態度がまた、かわいい。

お店の人に、「その子の尻尾の付け根あたり、パンパン叩くと喜びますよ」と言われて、戸惑いました。「え、なにそれ!?」と思いましたが、試しに、弱めに叩くと、たしかに逃げない。

「もっと、強めに叩いても大丈夫ですよ」と言われたので、また少し強めに叩いても、逃げない。なんか、マッサージ屋で、もっと強めにお願いしますと、無言におねだりされている気持ちになってきました。かわいいい。

お店を出ると、じぶんの着ていた黒のフリースには、白い毛がたくさん着いていて、「こんなに猫の毛ってつくんだぁ」と少し驚きました。

一緒に飲んでいた方と、また飲みましょうと、握手をして別れました。その方とお話できて、たのしい時間だったなぁと思いながら、猫の温もりにも、しばし浸れて、よかったなぁ。でも、服に付いた、猫の白い毛が気になっていました。

帰宅して、猫を飼ったことのある奥さんに、毛がたくさん付いた時どうすればいいの?と聞いて、「コロコロがあるから、それでとれば」と言われました。毛って少しめんどうくさいなぁ。

猫を飼うって、少し大変かもと思いつつ、やっぱ飼いたいなぁと、心が弾みました。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。猫って、ほんとうに、自由でわがままで、それでいて、かわいい、不思議な動物です。




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