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SOYMILマンスリープランを刷新した今、思うこと

去年の11月頃から約9ヶ月かけてパッケージデザイン、Webページ、商品内容に少しずつ変化を加えていき、SOYMILマンスリープランを一新しました。

SOYMILマンスリープランとはその月に異なる産地や品種の豆乳キットが届くサービスで、大豆や産地ごとの特徴に触れ、新しい活用法を試せるような魅力的なサービスです。

今回の記事では、マンスリープランの内容を変えた後に何を思っているのかをこちらで紹介します!



1.私たちが考えるサステナビリティ

今回のブランド一新は、単にデザインや商品を変えること以上に、サービスとして、会社として目指す方向性を具現化していこうという想いが原動力になっています。その一つが、「Our Heritage, Our Pride」です。直訳すると、古来から未来に繋がる私たちの財産(ヘリテージ)、 私たちが誇り(プライド)に思っているものという意味があります。これをもっと多用されている表現に落とし込むと「サステナビリティ」かもしれません。

近年、「サステナビリティ」という言葉をよく目にします。sustainabilityは、日本語にすると持続可能性を意味します。私は、これを長い時間軸の中で、社会・文化・環境との繋がりを保ち続けられることと解釈しています。取り扱っている大豆は自然界との繋がりがあり、大豆から生み出される豆乳には長い歴史の中で社会や文化との繋がりを持ち続けてきました。

2022年秋頃にミヤギシロメを栽培する畑で取った1枚

もともと、大豆や豆乳に関する仕事をしていたわけではありませんでした。豆乳ブームというのは根強い人気があるので、トレンドに乗ろうと考えていましたが、プロジェクトを進めていく上で数多くの出会いがあり、大豆が様々な社会で活用されてきた歴史に触れ、サービスのテーマできるだろうと魅力を感じて今に至ります。

サステナビリティは表層の意味では、「ごみを減らすこと」「環境負荷を減らすこと」「社会的に良いこと」で使用されますが、全ては「長い時間軸の中で、社会・文化・環境との繋がりを保ち続けられること」と繋がっています。そして、その繋がりがモノへの価値を付与していくことになります。

このような考えに至ったのは、2017年夏から2019年夏頃までの海外生活に原点があります。


2.繋がりを強く意識する原体験

私はもともと、海外志向が強いタイプでした。英語を重点的に学び、第二外国語を学べる高校を選び、大学でも留学をしました。「約30年も経済が停滞しているし、お先真っ暗!海外で生活の糧を作るしかない!」と考えていました。「お金の動きは人やモノよりも容易に越境できる特性」に惹かれて金融業界に入ったことや、海外での事業立ち上げを夢見て海外に拠点を移したことも背景にこのような考えがあったからです。

2018年秋頃から1年近く、海外放浪をしていました。内モンゴルの砂漠地帯、寧夏のシルクロード、悠然と流れる長江、中国大陸を中心に様々な国や地域を訪れました。様々な都市を訪れて聞かれるのは、「あなたはどこ出身?」「そこには何があるの?」といった質問です。

インドのアーグラー・カント駅で話しかけられた人との記念写真

「私は神奈川県出身で、そこには美しい港町と中華街があって~~」という話をしますが、私の生まれは青森県で、神奈川県に住んでいたのは10年ほど。人生の大半は別の場所で過ごしています。自分の居場所はどこにあって、どのような繋がりがあるのだろうかと何度も問うことになりました。
一方で、モンゴルやチベットでは人々が現地の文化や自然と常にふれあい、繋がりを常に感じており、幸福な人生を送っている姿を見てきました。

この体験から、私は日本に戻るだけでなく、「人が、社会や文化との繋がりを実感し、幸せを追求できる社会を紡いでいくこと」を生涯の使命にしようと決意しました。

内モンゴルの砂漠地帯にて


3.SOYMILマンスリープランで今後表現していきたいこと

制作した後に、公式SNSアカウントで公開するようになったが、「何かが足りていない」と感じていました。そして、その物足りなさは私だけでなく多くの方が同じように思われていることだと感じています。そして、その解の一つは「サステナビリティ」をメッセージとして発信しきれていないことに通ずるのかもしれません。

今後、公式InstagramやLINEなどで発信していく情報については「サステナビリティ」を軸にした発信をしていこうと考えています。そして、それは単に「ごみを減らすこと」「環境負荷を減らすこと」「社会的に良いこと」に触れるだけでなく、社会・文化・環境との繋がりを感じ、向き合うことで自分の人生を豊かにできると信じています。


ぜひ、SOYMIL誕生ストーリーと併せて読んでいただけると幸いです。

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