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全ての社会課題を解決する

おはようございます!
三井滉平です。

今日は先日の会社のミッション変更について、改めて書いてみます。

※このnoteは、社内報を編集した記事となっています。



ミッションを変更した

demmpa社を設立した時からミッションは「常識を再発明する」でした。会社設立前から個人で思っていた軸であったし、とても気に入っていた文言でもあったので、約1年ちょっとはそれを掲げていました。

ジャンルを問わず、世の中の常識と言われているものを自分たちの手で塗り替えて、新しい常識にしたい。そんなことをやりまくる会社でありたい、という意味でした。

「常識とは十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう。」というアインシュタインの言葉を聞いた時に衝撃を受けて、「確かに今の僕らの常識は先人たちが作ったもので、50年前や100年前は全く違かったんだ。」と思うようになり、ならば、数十年後の常識を自分の手で作ってみたいと思うようになりました。

そんな意味があった会社のミッションですが、ちょっと引っかかるところがあったのも事実です。

「常識を再発明するって広過ぎない?」「どんな常識での良いの?」という質問に対して、明確に自分の意見を主張することはできるのですが、言葉尻からはそれが伝わりづらいなって思ったんです。

僕の中では、変える常識の”規模”と”効果”がとても大事で、めちゃくちゃニッチで変えたところで効果がない(多くの人たちの人生に影響がない)ものには興味がありませんでした。なので、現代において多くの人が困っている、いわゆる社会課題と呼ばれるものを解決しまくることがやりたいことでした。

対面で質問をされた人に、そこまで話すと納得してもらえるのですが、言葉尻だけ受け取ると「面白そうなことをガンガン立ち上げる会社なのかな?」と思ってる人も多かったです。確かに間違いではないのですが、僕らにとって面白いとは規模と効果があることで、その事業を通して多くの人の人生を変えられそうなことでした。

そう考えると、ミッションの文言を変えた方が、僕らが社会に伝えたい想いにズレがないのかなと思い、このタイミングで変更しました。



全ての社会課題を解決する

変更後のミッションが「全ての社会課題を解決する」です。

凄まじくIT企業っぽくなくて、ソーシャルビジネスを行う会社っぽいミッションですが、僕はそもそも全ての起業はソーシャルビジネスであるべきだと思っている派です。社会の何らかの課題解決をビジネスを通して行うことが会社であり、起業であると思っています。

なので、込めてある想いは以前と何も変わらず、今ある常識の中で多くの人が困っている事をビジネスを通して解決し続ける会社でありたいです。飢餓、貧困、気候変動、教育、戦争、世の中には(僕がまだ知らないほどの)多くの社会課題が残っています。

それらを全て片っ端から解決していきたいです。

このミッションのポイントは”全て”です。何か特定の社会課題を解決できたら、、でも、一つでも多くの、、でもなく、”全て”です。

多分今の僕では理解できないほどの無謀な挑戦なんだと思います。けど、無知だからこそこんな無謀なミッションを本気で掲げられる気がします。知らないは時にイノベーションを起こすこともあると信じています。

僕は自分に原体験があって起業を目指したタイプではないので、特定の社会課題の解決に強い思い入れがあるわけではありません。でも、いろんな話を聞くと「その問題の解決に何かできないかな」と思ってしまいます。

純粋に世界から貧困がなくなった方が良くないですか?

貧困なくなるボタンが目の前にあったら押しません?

ほぼ100%の人は押すと思うんです。ただ、世の中はボタン一つで解決できるほど甘くなく、「そりゃ無くなったらいいけど、自分1人じゃねえ。」と思ってしまいます。

でも、僕のモチベーションの根源は笑っちゃうほど単純ですが、”ここ”にあります。

「世界から貧困ってない方が良くね?」という小学生でも同意するような事を本気で思っていて、色んな事を知るうちに「あ、これもない方がいいな。」「こっちもこの方が良いな。」が積み重なり、「世の中には解決されるべき問題がたくさんあるぞ、これは全部解決された方が良くないか?よし、僕がやろう!」という動機で起業してます。

こんな事を書くと、壮大な志があったり、むっちゃ優しい人、人格者っぽいんですが、全然そんなことはありません。ただ、”目の前を歩いている人が貧血で倒れたら助けますよね?”、それと同じモチベーションなんですよね。

海の向こうで顔も名前も知らない人だけど、こんな問題で困ってるらしいと聞いたので、それは解決したいなーと思うんですよね。

原体験がないからこそ、いろんな問題が気になってしまい、全部を解決しよう!と結論付いたので、このミッションにしました。



仕組みを作ろう

ただ、”全て”を解決するのは結構難しいです。僕は世界を知らなすぎるので、僕に今見えている景色の1億倍は難しいはずです。

けど、やりたいと思ったからやります。

その為にはやっぱり個別の社会課題を解決しまくるのではなくて、解決され続ける仕組み作りをすることが必須だと思ってます。その中での僕なりの結論が「社会課題の解決にお金が永遠に流れ続ける仕組み」です。

寄付と集めたり、誰かが無理してお金を流すのではなくて、仕組みとして作ってしまうことが大切だと思ってます。人は合理的な意思決定をすると思っているので、その前提で人が合理的に動けば動くほど社会課題の解決にお金が流れ続ける仕組みを作りたいです。

具体的には「むっちゃデカいECプラットフォームを作り、そこの決済手数料の大部分が社会課題の解決に使われ続ける」ことが出来れば、商品が売れるほど何かの課題が解決されるので、出品する企業も購入するユーザーもハッピーだなって。

構想としてはそんな感じです。とはいえ、まだまだそこに至るには遠い道のりであることは承知しています。ただ、そこまでの道のりもざっくりと自分の中にはあるので、どんどんと進めていきたいと思ってます。

今やってるknowerがそこに至るプロダクトになると僕は思っています。まだレベル3とかだけど。

これが出来たら自分たちが死んだ後も、その仕組みによって、世界が次に直面している社会課題に対しての解決もできる気がします。そう考えると楽しみです。

今日も頑張りましょう!!!!!!

***

おわり。



※このnoteは、社内報を編集した記事となっています。


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