見出し画像

不思議な世界

 最近、実家に眠っていたContaxTVSⅢというカメラを郵送してもらって使ってみた。流行りのT2,3のようなコンパクトさはないもののその写りはモチのロンで最高。いつのか分からないフィルムが入りっぱなしだったが早速撮ってみた。。

 すると驚くほど青い写真が撮れた(笑)。いつのフィルムだったのか、経年劣化で青以外の色が抜けてしまっていたのだろう。これはこれで一周回って面白くはあるが、見辛いのでデジタル化して編集をいろいろ試みた。

 努力の結果、こんなにいい感じのモノクロ写真になった。暗めなのは趣味。にしてもバチバチに写るなこのカメラ。最高だ。いいレンズ。これからもよろしく頼むよ。

 にしても昨今のコンパクトフィルムカメラブームに流されて幾つか持ってる"それ"を使っていると「なるほど」やはりミュージシャンには向いてる。と言うのも手ぶらでカメラだけ持って出かける時は一眼だろうが二眼だろうが、中判だろうが関係ないのだけど大体僕らは楽器を持っている。つまりは片手間に写真を撮る事が多い、それに暗所も多ければ動くものも多い。となると意外とみんながコンパクトフィルムカメラを使う理由が分かってくる。まあ「それでも俺はバルナックライカだぜ」みたいな気概も嫌いではない。がコンパクトフィルムカメラは本当にフィルムカメラと僕らの生活を近付けてくれている気がした。以前は"一眼持ってこそ"と思っていたが、これはこれでいいなと見直したのであった。

 これ本当は全部めちゃくちゃ青い写真だったって言うね。

(2021/04/21)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?