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2025年3月に「夢における空間論」を書き上げるまで

旧「2023年3月に博士論文を書き上げるまで」。博士論文を書き上げるまでの日々を綴っていました。今は延長戦中です。月に1回フランクな研究報告書がとどきます。どうVR×建築の研究が…
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#博論

2023年3月博士論文合格の報告書。

東京大学大学院工学系研究科の博士課程を修了し、無事に「博士(工学)」を取得いたしました。さまざまな形で応援いただいたみなさま、ありがとうございました。 1. 学位取得のお知らせ2021年の11月からこのマガジンを始め、連載回数15回以上にわたり、博士課程での生活について色々なことを報告してきた。迷ったこともあれば鬱になったこともあったし、楽しいこともあった。いろんな人と対話し、スタジアム研究したり能面の作品を作ったり色んな寄り道もした。無事に学位を取得できてひとまずは良かっ

博士論文2023年1月の報告書。

さる1月26日に、博士論文の最終版を提出した。あとは判定待ち。さあどうなるか。

博士論文2022年12月の報告書。

あけましておめでとうございます。1月5日に博士論文公聴会があるため、それに向けて原稿書き直しと発表資料作成をしている年末年始。ご飯屋さんが閉まっていて困る。静かで穏やかなのはいいけれど。 帰省もせずに1ヶ月ほどずっと博論の原稿を書き直してるのは、全ては1月5日に公聴会があるせい。教授ですら文句を言っている。誰得なのか不思議。昔はもっと遅かったらしい(中旬とか)。お正月に休ませないのが博士最後の嫌がらせ、に思える。これで終わりと信じている。 1. この1年のこと2022年は

博士論文2022年11月の報告書。

ミャンマーで拘束されていたドキュメンタリー作家の久保田くんが解放された。7月に拘束されてからおよそ4ヶ月。随分と長い時間だったと思う。 判決が懲役10年と出た時は僕でさえ視界が暗む思いがし、その長さを想像して絶望した。久保田くんはクマ財団の同期である。友人がそのような目に遭うとは、想像さえしていなかった。 釈放が決まる少し前に久保田くんと仲の良い知人に会った。その人は久保田くんがミャンマーに渡る直前に久保田くんに会い、「やめた方がいいんじゃないの」と止めつつも止めきれなか