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ようこそ39歳

39歳
いよいよ39歳

なんという事だろう…
気持ちはまだ24歳くらいのままでいるけど現実はそうじゃないらしい。

年齢的にはもうどこに出しても恥ずかしくない“大人”なんである。

とはいえ僕が思い描いていた39歳…四捨五入して40歳の自分って、もっとちゃんとした大人になっている筈だった。

ところがどうだ性に関する欲求だけは24歳から更にさかのぼり中学生の時のようになってきていて困る。

最近、夕飯を食べながら昔のテレビの野球拳を見たりギルガメッシュナイトを見ている。
同じ岡田でメガネというだけでイジリーと呼ばれ、いじられていたのでイジリー岡田には特別な思いもある。

さらに昔読んでいたBOMBやCREAMやSabraとかのグラビア雑誌を中野に行ったりするとつい買ってしまう。

39歳の大人ともなると躊躇せずに、
買い戻したいものは全部買える財力は実はあったりするので欲しいのは全部買う。

ただし、ここからここまでくれという大人買いは結構恥ずかしいし、レジ待ちの時間は拷問だ。商品を受け取るとそそくさと店を出る感じはもう完全に中学生のそれだ。

店員にイジリーといじられていないか心配だ。

逃げるように自宅に帰り自室で買ってきた雑誌をパラパラとめくれば、
あの頃と変わらない笑顔で森下くるみはお尻を出している。
熊田曜子はヒョウ柄の水着でゴンヌズバーだし、吉井怜は赤いビキニで僕を惑わす。
デビュー直後の古都ひかるの笑顔は眩しく、
野本春香の袋とじが未開封だったら喜々として開封したりしている。
この雑誌達はデロリアンであり、それはもうバックトゥザフューチャーだ。

なんだか意味が良く分からないが、
つまるところ生身の女性を知らなかった頃のボンクラの自分に意図的に戻ろうとしているのではないか。
体は老いていく一方だが、せめて気持ちだけはTEENの頃にという事だろう。

一方で、世間体としては妻と子供2人の4人家族だ。
生活にもさほど困ってないし、たぶん子育てもそれなりに頑張ってる。
年に何度か旅行も行けるくらいの余裕はある。

朝5時に起きて家事もしてるしな。
比較的ちゃんとしてるといえばちゃんとしてると思う。

でも今年はもう一段ちゃんとしてる大人になりたい。

追伸:
新しい冷蔵庫は扉の向きが前のと逆だったのが誤算だが快適。
次はウォシュレットを直して食洗器の点検もしないと汗
あとキャンプも始めたい。

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