見出し画像

市場に流通する3万件以上の求人票データをスキルベースで分析し尽くしてわかった、年収の上げ方

AIも活用しつつ分析し尽くしました。なおこのnoteは年収800万くらいを目指す方をターゲットにして書いています。


なぜこの分析をしたのか

やりたいことやるというより、年収上げようとするの大事よねという思想は後述するのですが、前提として年収の上げ方を考えるにあたってなぜ求人票を分析したか、について。
当たり前ですが需要から逆算するのが最も確からしいだろうと考えたことです。もちろんアプローチとして「今働いている人」のアンケートをとるという方法もありますが、我々は求人票に記載のあるスキルベースで分析を試みました。結論、これも当たり前ですが明確にスキルと年収に相関性は存在しています。となると、スキルを身につけることが年収を上げることに繋がりますね?となったとき・・・

年収を上げるためのリスキリングで、何を学べば良いのか

世の中でも「リスキリング」が必要だと言われているけど、具体的にどうすれば良いのかわからない。多くの働く世代は、この「リスキリング」という概念の広いキーワードに翻弄され、「なんとなく好きで興味のある資格をとってみよう」「まずは成功者の伝記を読んでみよう(?)」と、闇雲に行動してしまうというケースがあるのではないでしょうか。こうした行動が結果に結びつくケースももちろんありますが、より高確率/直線的に年収が上がりやすいスキルを”統計的に”判定することができました。
かねてから年収とスキルには一定の相関性があると考えられてるものの、それがデータとして現れているものはあまり流通しておらず、個別の体験談などをベースに語られていました。

我々が着目したのは、求人票の表記ユレ問題です。例を挙げると、同じ「マネジメント」というスキルを指す言葉でも、「管理職経験者」「部長以上」「マネージャークラス」など、表記のされ方は求人票ごとに異なり、これらを横串で分析し、統計的に整理するためには言語の壁が立ちはだかっていました。
折しも昨年11月から全世界に急速に活用が拡がるChatGPTなど大規模言語モデルの生成AIが得意とする抽象化の技術を最大限に活用・応用した調査と分析を行えば、統計的に年収が上がりやすいスキルを算出できると踏み、約1000万円の投資を行って調査と分析を実行しました。
収集した求人票に対して、独自のスキル分類をベースに、「必須」「尚可」と、「ハードスキル」「ソフトスキル」に分類して抽出し、その中身を分析しました。
なおこの技術は、フォワードが特許を出願し、取得しています。(特許番号:7349219)

独自調査で判明!年収が上がりやすいスキル

まず、年収帯毎にそのスキルがどの程度の重要度を占めるのかという分析から、スキル単体で、学ぶべきものを抽出しました。

結論、「法人営業」「マネジメント」「データ分析」「デジタルマーケティング」のスキルは年収帯が上がれば上がるほどその重要度を増していることがわかりました。
学びやすい領域でもあるため、組み合わせることにより学習速度の向上が見込める「Generative AI」も組み合わせたこの5つのスキルを学ぶことができるサービスを弊社は準備しました。

5つのコースのバックデータを掲載すると長くなるので、データ分析の重要度についてのスライドを掲載。それ以外の4つのデータについては、ウェビナーなどでご紹介します。

ちなみにそれ以外にも、年収帯毎の重要度を見ていくと、
・プログラミング
・広報PR
・経営企画
・新規事業開発
・建築系資格(特に施工管理技士)
などのスキルは、身につけると年収が上がる確率が高いスキルであることがわかりました。弊社としても提供可能なものはコースの準備を進めていきます。

スキルの掛け合わせによる年収の向上幅

ソフトスキル×ハードスキル

さらに踏み込んで個人の持っているスキルを(主に先天的な)ソフトスキルと、(対して後天的な)ハードスキルに分解し、それぞれのかけ合わせで、具体的な年収の上がり幅の見立てを立てています。

ソフトスキル×ハードスキルの組み合わせは、いわゆる「向いている習得スキルが何か」を分析するのに役立ちます。

具体的には、「リーダーシップ」や「問題解決力」「協調性」などといった、個人の持つ特性に紐づいたソフトスキルや、「プログラミング」「マーケティング」「デザイン」など、経験や教育、キャリアを通じて得た専門性の高いハードスキルごとに年収相場を統計的に把握し、これに加えて、複数のスキルが組み合わさった際に、どれくらい年収相場が上昇するのか算出すると・・・

■データ分析

データ分析はもちろん論理的思考能力も必要だが、結局示唆出しが重要だから、想像力や共感力が重要という話。それができる人が希少だから、できれば金額は上がる。

■法人営業

法人営業は努力と根性だけでなく、当然ながら論理的なアプローチが必要。
論理的思考能力は重要ではあるが、それより重要なのは相手に与える印象なのかもしれない

こんな感じで、スキルを持たざるものでも、自分の特性をベースに、何を学ぶことが年収を上げる期待値が高いかという点がクリアにわかってくるようになります。

ハードスキル×ハードスキル

すでに何かしらのスキルを持っている人が、追加で何を学ぶべきかという点もこのデータで分析できます。例えば・・・

■広報×デジタルマーケティング

広報のスキルを持っている人は、デジタルマーケティングもできるようになるだけで年収が82万円上がります。これをご覧の広報関係者の方々、ぜひ!

■データ分析×AI活用

まさにこの作業じゃないですか・・・教えられます!

てな感じで、本当にいろいろな示唆が出ているのですが、じゃあ一番年収向上の期待値が高い組み合わせって何だろうと調べてみたところ、

英語 × データ分析でした。その幅はなんと+240万円で、英語 × プログラミングの+60万円の約4倍、年収が上がりやすいというデータが出ています。
そもそも文献やデータは英語で作られているものが多いということもありますが、高年収の外資系企業の求人などで、データ分析の専門家に対するニーズが高いというのも一因としてありそうです。

このnoteではすべてのデータを当然紹介し切れていません。興味のある方は、後述するスキルフォワードのLINEに登録して面談に来ていただければ診断できますし、他にも多数のデータがあるので、講演や出演依頼があればお気軽にご連絡ください。

何を学べば良いのかを感覚的に理解し、行動に移す

統計的なデータは、あくまで統計なので、これ自体を盲信してほしいというつもりはありませんが、目的地の無い旅は永遠に終わらないように、年収アップというゴールを設定した時に、どういった戦略で、どのようなルートを進めばよいのかを把握することは大事な準備です。
道筋を作るための第一歩として、このような分析結果を有効活用して頂きたいと思います。あとは個人の「ソフトスキル」あるいは今持っている「ハードスキル」に最適化していくだけです。

繰り返しの宣伝になりますが笑、弊社は後天的に身につけることが比較的容易であるハードスキルにスポットライトを当て、市場価値・年収向上に向けた転職希望者向けのオンラインセミナーを立ち上げました。

https://lp01.forward-career.jp/

その授業科目の選定にあたっては、すでに多くの専門スクールが存在しているスキルや、特定の公的な資格取得が必要なスキルを除いた4つのスキルを選定。さらに、今後需要の増加が見込まれる生成AI活用のスキルを加えた5つのスキルに関するオンライン授業を提供します。
オンライン授業の内容は、転職活動に活かせるというポイントはもちろん、転職先の実務ですぐに活かせるような実務的な内容を発信します。また、インプットとアウトプットをバランスよく行い、しっかりと定着する学びとすることを目指して制作しています。ぜひまずは以下のリンクからLINEに登録して、診断を受けてみてください。

なんでこんなことをやっているのか

サービス作りの背景

私もいっぱしの日本人なんで、お金の話なんてそんなにしたくないんですが笑、ここまで年収をあげるということと向き合っています。これがなんでかって話。
一番にあるのが、今年3月に創業した自分たちの事業はシンプルに、なるべく多くの人を幸せにする事業を作りたいってことなんです。

※もちろん起業にあたり事業領域選定については6つくらい基準があるんですが、ここでは割愛します。以下の記事で書いています。

多くの人を幸せにしようとしたとき、みんながちゃんと稼げるような世界を作ることはひとつ重要な手段だなと思ってまして。他社さんの調査ですが、日本人の80%は給料に不満を持っているという話もありますし、かく言う私も自分の会社が自分に払っている給料に大変不満を持っていますし笑、今までいろんな作業でユーザーインタビューを積み重ねてきて感じた「お悩み」は大抵給料をあげれば解決することだったりするんです。

何より統計的に、シンプルに年収と幸福度は相関性があると言われているってとこなんですよね。限界効用逓減の法則です。これは諸説ありますが、特に800万円までは年収と幸福度は比例すると言われています。だからこそ、多くの人の幸せを作るために、(生涯)年収をしっかりと上げるためのサポートをしたい。そのために生産性をあげてほしい。そんなシンプルな思いでやっているのです。

ただし、「全員が全員、お金を稼げば幸せになれる」と言っているわけではないです。あくまで統計的な、確率をあげるための話をしています。

そして何より学習もしっかりやりきらないと成果は出ません。一方で、この生成AI黎明期においては、個人のスキルの取得難易度が下がっているという捉え方もできると考えています。弊社が提供するコンテンツの中では、そのスキルを身につけるにあたり生成AIをどう活用すれば良いかというポイントもふんだんに盛り込んでいます。それ単体のコースも存在しています。

「やりたいこと探し」の罠。「やってほしいこと」をやろう。

年収と幸福度が相関するのであれば、キャリアチェンジの際、やりたいことを探して、見つけて、それに取り組むことってどうなんでしょう。もちろん悪いことではないと思いますが、「やりたいこと」は見つかるか/合っているかどうかすらあやふやですし、頑張って探して見つけたそれは他の人もやりたいこと(=そんなに市場価値が高くないこと)だったりしませんかね?
そんなことより、誰かがやってほしいことをやれるようになって、幸福度と直結させた方が良くないですかね、というのが我々のスタンスです。

もちろんこれは個人差があるしやりたいこと探しが一概に悪いとは言いません。長くなってきたので思考停止ワードをあえて使うとバランスだと思います。ただ、やってほしいことをやり続けていると、いつの間にかそれがやりたいことに近づいていく、ということもあると思います。
ソフトスキルから向いていることを見出して、自分の資産になるハードスキルを身につけていきましょう!

・・・ということで長くなりましたが、興味のある人は、ぜひサービスサイトを覗いてみてください!


この記事が参加している募集

#お金について考える

38,323件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?