All Shots Of A Film #4 FUJICOLOR C200
こんにちは、みしぇる(@crsa_photo)です。
佳境も師走ですね。(師走と佳境の順番を入れ替えるという面白いギャグ)
みなさまの2019年はどのような1年でしたでしょうか。
改めてnoteにまとめる予定ですが、ことしのぼくは世界一幸せな人間ではないかと思うほどに満ち足りた生活を送ることができました。
想像を遥かに超えるほど多くの方々に支えられてぼくは生きているんだなあと改めて実感しました。うん、幸せだったと胸を張って言い切れます。
さて、今回はありがたいことにご好評いただいております"All Ahots Of A Film"の第4弾です。
これまでの3本とは打って変わって、今回は全てスナップ写真、しかもロケーションも大阪駅のみで時間にして15分ほどで撮りきった写真の連続性がより強い写真たちになっていると思います。
いつもよりさらに言葉少なめで、瞬きをして場面が変わるようなスピード感を味わっていただければと思うます。
では、ご覧ください。
Film: FUJICOLOR C200
Camera&Lens:Nikon FE×Nikkor 50mm F1.4
date:2019.07.07
location:Osaka Station City,Umeda Kita Ward,Osaka Osaka
場面は七夕の日の夕暮れ時。この日持っていたフィルムを使い切ってしまい、それでもまだまだこの素晴らしい光の大阪駅を写真に収めたいと八百富写真機店にて1本だけフィルムを調達し、リロードしたところから始まります。
これまで何枚撮ったかわからないこの構図。
必要に応じて、ほとんど無意識に縦、横と同じ場面を撮っていますね。
デジタルでも全く同じ構図で撮っていましたが、この1枚がどちらも抜群にいい光と影を捉えていました。
広角的にも望遠的にも使える50mmの良さが出ている写真じゃないかなと個人的には思っています。
スカイビルの影に半分入って光芒を捉えようと試行錯誤。
本当に気持ちのいい七夕の空。
この空なら織姫と彦星もきっと素敵な逢引を果たせたのではないでしょうか。
フランスのオープンテラスカフェのような雰囲気。
夏を感じる1枚でこの1本は終わっていました。
総数38枚、時間にして15分ほど。取り憑かれたように光を追いかけて、走って撮っては移動してと滅多にない集中力が湧き出ていたことを思い出します。
この1年、#100of100portrait の撮影でほとんど自分の写真を撮れていなかった中で、スナップで完結している数少ないフィルムでした。
写真をご覧いただけば分かる通り、かなり逆光に入ることを意識して構図を決めていました。
ぼくはこのNikon FEとNikkor 50mm F1.4という組み合わせで3年強フィルム写真を撮ってきましたがその間他のレンズを使う機会もなく、実質的には固定式単焦点レンズを搭載したカメラとほとんど変わらない扱いだったため、ほとんど無意識にレンズに対して差し込む光の角度を判断できるようになっているようです。
このくせが、逆光でありながら意図しない黒潰れやコントラストの低下すら避け、入れたいフレアやゴーストのコントロール力をぼくにくれています。
夏本番へ向かう湿った風が汗で濡れる髪を優しく撫で、走り回ったぼくを冷ますような夕暮れに、1本のフィルムを撮りきったぼくはしばらく立ち止まって光を眺めて1日を丁寧に閉じようと心を落ち着けていました。
来年はもっとたくさんのスナップを撮りたい。
きっといまの自分なら素晴らしい瞬間を切り取れる。
今回は、この辺で失礼します。
年内にもう1本くらいご紹介できたらと思っておりますので、ご期待ください。
では、また。
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