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退職後の人生設計と、資金調達

退職をブログで発表させていただいてから、1ヶ月間ほど経ちました。

その後、オンラインや東京に出向いたりしながら、数十人ほど、たくさんの方にお会いさせていただきました。優秀な皆さんとお話しするのは楽しかったです。
半分くらいは退職のご挨拶。もう半分は設立した会社や今後取り組みたい事業について。創業からロケットスタートを切るための資金調達についての情報収集や具体的な相談なども行なっていました。

話していた内容とアドバイスいただいた金言集

お話ししていた内容はざっくりこんな感じです。

  • なぜクックパッドを退職するに至ったのか

  • 会社を設立して事業展開していくテーマについて

  • 最初の事業は何に取り組むのか

  • 1人でやるの?チーム作るの?

  • 今後10年間でどの場所で生活し、働くか

株式会社イロリでは、「複数の問題を解決する発明にフォーカスするプロダクトの会社」であることと、「食や暮らしの領域を進化させる」専門家集団になることを軸に、新しいプロダクト開発に取り組もうとしています。
このようなお話をさせていただいていただいたアドバイス、お付き合いいただいた方本当にありがとうございました。
個人的にメモっておいた金言集はこちらです。

  • 他人の人生を生きるのではなく、自分の人生を生きよ。

  • 声をかけてくれる人よりも、声をかけたいと思う人を仲間にするべし

  • 休むのも努力。自分の頭が空っぽになった時に情熱が湧き上がる

話をさせていただいた方って主に3タイプいて、起業家タイプ、経営者タイプ、投資家タイプの3タイプなのですが、どのレイヤーの方からも素敵なアドバイスをいただけました。

本当は1ヶ月だけ人にお会いし続けて、後は事業づくりにフォーカスしようと思っていたのですが、もう少し色々な方とお話すると良いなと感じたので、継続的に続けていこうと思います。時間もたくさんあるし。

最新ボートに皆で乗るか、手漕ぎボートに1人で乗るか。

資金調達についてもさまざまなアドバイスやご提案、サポートをいただきました。可能性についてはだいぶ理解することができました。
ただ正直、今後のファイナンス計画についてどうするかはまだ決められていません。
すでにプロトタイピングもし始めているので、なるべく早いタイミングで決めて、進めていこうと思いますが、遡りにくい意思決定なので、慎重に決めようと思います。

2011年に自分が起業した頃、2016年にベンチャー経営者をやっていた頃とは環境も全く違うなと思いました。特に個人投資家が爆発的に増えていることと、VCもファンドサイズは飛躍的に大きくなりました。

個人的な印象としてはインキュベーション的な役割は、ほぼ個人投資家に移行し、VCはシードと言いつつも、かなりの出口戦略の角度を求めてくる傾向が強まったのかなと思いました。あと、意思決定者と最初からお話をするというよりも、Invest managerが多く、事前にカジュアルにお話できるのはとても良いなと思いましたが、社数が増えているので、お話させていただくと結構体力削られますね。

シンプルに、「新しいボートに皆を乗せて遠くまで行きたいか」それとも、「手漕ぎボートで近くの島まで1人で行ってみるか」という2択だと感じました。ただ、いつでも投資家の方はオープンに話してくれるので、あまり急いてファイナンスを進める必要はないのだろうなと感じました。

この辺りも、もう少し踏まえて結論を出したいと思います。

スピードを追求する方法

船の乗員人数には限りがあります。船をサイズアップしながら、多くの人たちを巻き込みながら事業を作り上げていくという選択肢も当然あると思いますが、もう少し可能性も模索してみたいなと感じました。

それは、エクイティでもデッドでもなく、収益をベースとして事業投資していく方法です。
退職直後に「自分のプロダクトにフォーカスします!事業会社です!」みたいなことを話してしまったのですが、幸いにも何社か、手伝って欲しいという話もいただいております。

僕ができる仕事は、おそらくギアチェンジかと思います。これまでの経験を踏まえて、経営者の交代や事業戦略の変更など。単なる新規事業の立ち上げではなく、事業づくりを通じて経営者と伴奏して走り続けるということができそうだなと感じています。相談くださる方って本当に面白い経営者が多いです。
食のテーマに限らず生活に関わる領域なら大体は面白くできるなと思っています。
ぜひ、Facebookなどでお声がけいただければと思います。

https://www.facebook.com/koppe0205

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