大阪中之島美術館で1番盛り上がった美術展はなに?
こんにちはアート王子です。
今日は「大阪中之島美術館」で1番盛り上がった美術展はなんだったのかを紹介します!
大阪中之島美術館が発表している報告書を参考にして、2022年の開館から2023年の1年間の展覧会について比較してみます。
https://nakka-art.jp/wp10/wp-content/uploads/2024/02/2021-2022activity-report.pdf
1番盛り上がった美術展は?
2022年2月2日開館から2023年3月末(年度末)までの報告を元に僕がまとめたものが下記です。
↑これを見てもらうと分かりますが2022年度に大阪中之島美術館で1番盛り上がった美術展は「展覧会 岡本太郎」です。
僕が「1番盛り上がった」と定義した数字は、入場者数と開催日数、それを使った1日あたりの来場者数です。
岡本太郎展
「展覧会 岡本太郎」(岡本太郎展)は2022年7/23-10/2、休館日などを加味して63日間開催されました。162,800人の来場者数なので、1日あたり約2,500人来たことになります。
開催概要
盛り上がりを予想していた?
岡本太郎展は大阪、東京、愛知で開催されました。
見返してみると驚きましたが、なんと30分ごとの日時指定制を導入しています。
大阪(大阪中之島美術館)からスタートした岡本太郎展ですが、最初から日時指定を設けて、混雑を予測していたのには驚きです。(東京での混雑ぶりを受けて後ほど設けたのではなく)
これまでの「岡本太郎」の美術展の動員ぶりを加味しての設定だとは思いますが、大阪中之島美術館での岡本太郎の美術展の開催は初にも関わらず、この予想は素晴らしいです。
館長もコメント
岡本太郎展の盛況ぶりは大阪中之島美術館も認めているようで、菅谷館長もコメントを残しています。
実際に体験したもの
僕がこの中で実際に体験したのは以下のとおりです。
モディリアーニと岡本太郎展は確かに混雑していた記憶があります。
大阪中之島美術館の宝「髪をほどいた横たわる裸婦」(大阪中之島美術館所蔵)は9/14-12/8開催の TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクションでももう一度見ることができるはずです!(東京国立近代美術館では5.21-8.25で開催)
岡本太郎展は大阪中之島美術館の企画ではなく、大阪中之島美術館所蔵作品がない企画展だった様に記憶しています。
ではなぜこれほど人気だったのかとというと、大阪人は岡本太郎が大好きだから。これに尽きると思います。
岡本太郎が好きな大阪人
大阪人は岡本太郎が好き。というと言い過ぎかもしれませんが、岡本太郎好きに大阪人が多いのはあると思います。
それは僕の出身地でもある吹田市の万博記念公園にある太陽の塔!
この存在は大きいと思います。
実際、太陽の塔はグッズも多く出ているし、展覧会でもピックアップされていました。
また僕の地元である江坂にあったカーニバルプラザという、子供時代の僕には相当奇抜に映ったレストランがあったのですが、そのキャラクターも岡本太郎さんがデザインされ、展覧会でも展示されていました。
他にも近鉄バッファローズのロゴのデザインなど、大阪人が岡本太郎を好きになる理由が溢れすぎています。
2023-2024はどうなる?
では翌年(今年)はどうなるのか?
大本命は「モネ 連作の情景」です。
連日、大阪中之島美術館に入場列を作っていむすので、モネ展は1番入場者数が多くなるのではないかなと思っています。おそらくこちらも大阪中之島美術館の所蔵は無いと思いますので、日本全国的に知名度のある美術展を引っ張ってくるのは買いとして正しい選択の様な気がします。
おそらく大阪中之島美術館では仏像の展示は初だと思うのですが、6/15-8/25に開催される 醍醐寺 国宝展はどのような反響があるのか楽しみです!
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