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テーパリングで株価が下がるって本当?

最近、世間ではテーパリングが話題に(?)なっています。何やらテーパリングが実施されると株価が理論上は下がるらしいのです。

理論上は下がる?どういうことなのでしょう?

自分も持っていた現金をそれなりに株へ投資したので無知のままでは心配になってきました。

と言うわけで今回も自分の勉強の為にもお話しますので全く知らない方の参考になれば嬉しいです。


テーパリングとは


そもそもテーパリング(Tapering)とはどういう意味なのでしょう?

直訳すると「先細り」や「次第に先が細くなっていくこと」と意味で金融用語では量的緩和の縮小を意味します。

株投資の知識が薄い自分からすると「あ!そういう意味か」と簡単に理解できません。次第に先が細くなるってどういうこと?量的緩和って何?というレベルなので、もう少し柔らかく言うと、

テーパリング(Tapering)とは世の中に出回っているお金を減らすことです。ただ急に減らすわけでなく、出回っているお金を徐々に減らしていくということです。

※Taperingとは「徐々に減っていく、細くなる」という意味のTaperからきた言葉


今、なぜテーパリングをしないといけない?


世の中に出回っているお金を増やすことをしたので、増えすぎたお金を元に戻そうとテーパリングをして徐々にお金を減らそうとしているのです。


なぜ世の中のお金を増やそうとしたのか?


それはコロナショックが起きて経済にダメージがあったからです。人々は当然心配になり保守的になるのでお金を使うのを控えます。それだけでなくビジネスをしている人達も不安になるので事業を拡大するのを避ける傾向になります。そうなると負の連鎖でどんどん経済へのダメージは大きくなっていきます。実際に自分のロサンゼルスの友人達も仕事を失ってしまった人が多かったです。

そこで経済がこれ以上悪化しないようにと、せめてお金を借りやすくしたり、お金を使いやすくしたりして世の中に出回っているお金を増やそうとしていたわけです。このことを量的緩和と言います。


量的緩和←→テーパリング


つまり経済的ダメージを出来るだけ避けるために量的緩和でお金を増やしてきたけど、経済も回復してきたので世の中のお金をそろそろもとに戻してもいいのかな?というわけです。そこでアメリカの中央銀行であるFRBによってテーパリングが実施されるようとしているわけです。


どうしてテーパリングで株価が下がると言われているのでしょう?


コロナショック後、金融市場の急回復は量的緩和により世の中のお金の量が増えたということもあり、人々は余ったお金で株を買い、株価が上昇しています。そこでテーパリングによって世の中のお金の量が減れば、人々は減ってきたお金を工面しようとして、持っていた株を売る人が増えて株価が下落していくということになります。

株価が下がるということは株を売る人が多くなって下がるわけです。

「テーパリングが起こって株価が下がるかも~。今のうちに株を売ろう!」とか「金融機関からお金を調達しにくくなるかも~。株を先に現金化しておこう」と判断する人が増えるから株が売られて株価が下がるというわけです。


最後に

テーパリングが実施されると株価が理論上は下がるというのは、人々の心理的部分で下がっていくのかなと。自分も持っている株を今のうちに売ってしまった方がいいのかなと少しハラハラしてきている状態です。株って面白いですね。

今回のNoteで補足、ご指摘、アドバイスなどありましたらコメント頂けると嬉しいです。それではまたアップデートしたいと思います!



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